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積水ハウスの遮音性は高い?イズとシャーウッドの比較、間取りの工夫を解説

新しい家での生活を想像する際、広々としたリビングや美しいキッチンに目が行きがちですが、住み心地を大きく左右する隠れた重要スペックが「遮音性」です。「2階の子供の足音がドタバタうるさい」「外の車の音が気になって眠れない」といった音の悩みは、住んでからでは解決が難しい深刻な問題となります。

積水ハウスは業界でもトップクラスの遮音技術を持っていますが、構造である「鉄骨(イズ・ロイエなど)」と「木造(シャーウッド)」では、音の聞こえ方や得意とする防音の種類に違いがあります。それぞれの特性を理解し、自分の生活環境に合った構造を選ぶことが、静かな暮らしへの近道です。

この記事でわかること

目次

積水ハウスの遮音性は高い?標準仕様の実力

ハウスメーカー選びにおいて「遮音性」を重視するなら、積水ハウスは有力な候補の一つです。特筆すべきは、特別なオプションを追加しなくても、標準仕様の段階で非常に高い遮音性能を備えている点です。ここでは、その核となる技術について解説します。

業界最高水準の遮音床「シャイド55」

積水ハウスの代名詞とも言えるのが、高遮音床システム「SHAIDD55(シャイド55)」です。これは、上階からの衝撃音(ドスンという足音や物を落とした音)を、一般的な鉄骨住宅の約2分の1に低減する画期的な技術です。特許技術による特殊な緩衝材が振動を吸収し、下階への音漏れを劇的に抑えます。

さらにこだわりたい方には、オプションで「SHAIDD50(シャイド50)」も用意されています。こちらは衝撃音を約3分の1まで低減し、RC造(鉄筋コンクリート)のマンションに匹敵する静けさを実現します。二世帯住宅や、生活リズムが異なる家族がいる場合には、このグレードアップが非常に有効な投資となります。

種類性能の目安おすすめのケース
シャイド55(標準)一般的な鉄骨の1/2単世帯住宅・標準的な暮らし
シャイド50(OP)一般的な鉄骨の1/3二世帯住宅・寝室の下がLDK
一般仕様基準値レベル遮音を重視しない場合

鉄骨と木造(シャーウッド)の遮音性比較

鉄骨と木造(シャーウッド)の遮音性比較

「鉄骨の方が音が響く」「木造は音が漏れる」といった通説がありますが、積水ハウスの場合はどうでしょうか。実は、どちらも高いレベルで対策されていますが、得意とする音の種類(周波数帯)や防音のメカニズムに微妙な違いがあります。

外からの騒音に圧倒的に強い「鉄骨」

鉄骨住宅(イズ・シリーズなど)の最大の特徴は、外壁材「ダインコンクリート」や「エコルデック」の重厚さです。これらの外壁は質量が非常に大きく、外部からの騒音(車の走行音、近隣の話し声など)を物理的に跳ね返す力に優れています。幹線道路沿いや線路近くに家を建てる場合は、鉄骨造の方が静寂な室内環境を作りやすいと言えます。

一方で、鉄は木に比べて振動を伝えやすい性質があるため、対策をしていないと室内の音(2階の足音など)が柱を伝わって響く「太鼓現象」が起きるリスクがあります。積水ハウスでは床の制振構造などでこれを抑えていますが、構造体としての特性は理解しておく必要があります。

室内の音が響きにくい「シャーウッド(木造)」

木造住宅であるシャーウッドは、木材自体が振動を吸収する性質を持っているため、鉄骨に比べて音が鋭く響く感じが少ないのが特徴です。特に「コンコン」という軽量衝撃音や、話し声などの空気伝播音がマイルドに聞こえる傾向があります。

かつての木造は「壁が薄くて音が筒抜け」というイメージがありましたが、現在のシャーウッドは高気密・高断熱仕様であり、壁の厚みもしっかり確保されています。外壁「ベルバーン」も陶版外壁として高い遮音性を持っており、鉄骨に劣らない静粛性を確保していますが、重低音(大型トラックの振動など)に対しては、重量のある鉄骨の方に分があるケースもあります。

比較項目鉄骨(イズ・ロイエ等)木造(シャーウッド)
外部騒音への強さ非常に高い(重量勝ち)高い
室内音の響き振動が伝わりやすい音が柔らかく減衰する
足音対策シャイド標準装備シャイド標準装備

音で後悔しないための間取りの工夫

音で後悔しないための間取りの工夫

構造や床の性能に頼るだけでなく、間取りの工夫で音の問題はさらに軽減できます。特に水回りの配置と寝室の位置関係は、設計段階で慎重に検討すべきポイントです。住んでから「失敗した」と感じやすい配置パターンを知っておきましょう。

トイレと寝室の配置には要注意

最もトラブルになりやすいのが、2階のトイレの排水音が1階の寝室やリビングに響くケースです。積水ハウスの排水管は防音材で巻かれていますが、深夜の静かな時間帯に「ジャー」という水流音が聞こえるのはストレスになります。トイレの直下に寝室(枕元)が来ないようにプランニングするのが鉄則です。

また、子供部屋と主寝室が隣り合っている場合、壁一枚では生活音や話し声が聞こえやすくなります。間に収納(クローゼット)を挟むことで、収納内の服や布団が吸音材の役割を果たし、プライバシーを守ることができます。

場所避けるべき配置推奨される対策
2階トイレ直下が1階寝室の枕元直下を廊下や収納にする
子供部屋主寝室と壁一枚で隣接間にWICや収納を配置
吹き抜け個室のドアが直結廊下を挟んで距離を取る

よくある質問(FAQ)

ピアノを置きたいのですが、特別な防音工事は必要ですか?

本格的なグランドピアノで長時間演奏する場合や、夜間に弾く場合は、専用の防音室(アビテックスなど)の設置を推奨します。電子ピアノや日中の軽い練習程度であれば、標準の遮音性能と窓の防音対策(二重サッシなど)で対応可能なケースも多いですが、近隣との距離にもよるため設計士に相談しましょう。

シャイド55とシャイド50、体感でどれくらい違いますか?

数値上は1/2と1/3の違いですが、体感としては「ドスン」という音が「トントン」や「コトッ」に変わるイメージです。特に二世帯住宅で親世帯が1階に住む場合、シャイド50にすることで「孫の足音が気にならなくなった」という声が多く聞かれます。

窓からの音漏れが心配です。対策はありますか?

壁の遮音性が高くても、音の侵入経路の多くは「窓」と「換気口」です。幹線道路沿いなどは、トリプルガラスや防音合わせガラスを採用することで、劇的に静かになります。積水ハウスではサッシの気密性も高いため、ガラス選びが重要になります。

まとめ

積水ハウスの遮音性は、鉄骨・木造ともに業界トップレベルの水準にあります。どちらを選んでも「アパートのような音漏れ」に悩まされることはまずありませんが、周辺環境や家族構成によって最適な選択肢は変わります。

「静けさ」は快適な住まいの絶対条件です。展示場や完成現場見学会で、実際に2階で足音を立ててもらい、1階でどう聞こえるかをご自身の耳で確認してみることを強くおすすめします。

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