「積水ハウスで建てるなら、長期優良住宅の認定は取った方がいいの?」
「長期優良住宅」という言葉はよく耳にしますが、具体的にどのようなメリットがあり、どのくらいの費用がかかるのかを正確に把握している方は意外と少ないものです。特に高性能な積水ハウスの家においては、「わざわざ認定を取らなくても十分性能が良いのでは?」と迷うこともあるでしょう。
結論から言えば、積水ハウスで建てるなら長期優良住宅の認定を取得することを強くおすすめします。その理由は、建物の基本性能が高いため追加コストをほとんどかけずに基準をクリアでき、税制優遇などの恩恵を最大限に受けられるからです。
この記事でわかること
- 積水ハウスの住宅が「長期優良住宅」に標準対応している理由
- 認定を取得するために必要な「申請費用」の相場
- 住宅ローン控除や税金面での具体的なメリット金額
- 認定後に発生する「メンテナンス義務」と積水ハウスの強み
積水ハウスは「長期優良住宅」に標準対応している?
長期優良住宅とは、国が定めた「長期にわたり良好な状態で使用するための措置が講じられた住宅」のことです。認定を受けるには、耐震性、断熱性、劣化対策など、数多くの厳しい基準をクリアする必要があります。一般的な工務店では、これらの基準を満たすためにオプション工事が必要になることがありますが、積水ハウスの場合は事情が異なります。
追加工事なしで基準クリアが可能
積水ハウスの住宅は、鉄骨・木造(シャーウッド)問わず、標準仕様の時点で長期優良住宅の認定基準を上回る性能を持っています。例えば、「耐震等級3」や「断熱等性能等級5以上」などは、積水ハウスでは当たり前のスペックです。そのため、認定を取得するためにわざわざグレードアップ工事をする必要がなく、スムーズに申請手続きへ移行できるのが大きな特徴です。
| 認定項目 | 認定基準 | 積水ハウスの標準対応 |
|---|---|---|
| 耐震性 | 耐震等級2以上 | 耐震等級3(最高等級) |
| 劣化対策 | 劣化対策等級3 | 75〜100年の耐久性設計 |
| 省エネルギー性 | 断熱等性能等級5 | ZEH基準等の高断熱仕様 |
そもそも長期優良住宅とは?認定のハードル
国がお墨付きを与える制度であるため、認定のハードルは決して低くありません。単に性能が良いだけでなく、「住戸面積(75平米以上)」や「維持保全計画の策定」など、運用面での条件も求められます。しかし、これらは「長く住み継ぐ家」をコンセプトとする積水ハウスの家づくりと非常に親和性が高く、施主にとっては特別な負担を感じることなくクリアできる条件ばかりです。
認定を取得するのにかかる費用と手間
「標準で性能が良いなら、わざわざお金を払って認定証をもらう必要はあるの?」という疑問を持つ方もいるでしょう。認定を受けるには、行政への申請手数料や、ハウスメーカーへの代行手数料が発生します。ここでは、具体的な費用の目安と、手続きの流れについて解説します。
申請手数料と代行費用の相場
長期優良住宅の認定取得にかかる費用は、大きく分けて「行政庁への申請手数料」と「ハウスメーカーへの申請代行費用」の2つです。これらを合わせると、一般的には10万円〜30万円程度が費用の目安となります。積水ハウスの場合、設計料や諸経費の中に含まれているケースや、別途計上されるケースなど見積もりの記載方法は様々ですが、決して無料ではないことを理解しておきましょう。
| 費用項目 | 金額の目安 | 内容 |
|---|---|---|
| 行政手数料 | 数千円〜数万円 | 自治体へ支払う審査手数料 |
| 適合証交付手数料 | 3万〜5万円 | 評価機関へ支払う技術審査料 |
| 申請代行費用 | 10万〜20万円 | 積水ハウスの手続き代行費 |
認定取得までの期間とスケジュールの注意点
長期優良住宅の認定は、「着工前」に申請を行う必要があります。着工してしまってからでは申請ができないため、設計打ち合わせの段階で認定取得の意思を伝えておくことが不可欠です。審査には数週間〜1ヶ月程度かかるため、急いで着工したい場合はスケジュール調整が必要になります。余裕を持った資金計画と工程管理が成功の鍵です。
コストをかけても認定を取るべきメリット

数万円〜数十万円の申請コストを支払っても、それ以上の金銭的メリット(リターン)があれば、認定を取る価値は十分にあります。ここでは、積水ハウスオーナーが特に恩恵を受けやすい税制優遇措置について深掘りします。
住宅ローン控除の借入限度額が大幅アップ
最大のメリットは「住宅ローン控除」の優遇幅拡大です。一般住宅の場合、控除対象となる借入限度額が低く設定されていますが、長期優良住宅の認定を受けると、この限度額が大幅に引き上げられます(例:3000万円→4500万円など、年度により異なる)。積水ハウスのような高価格帯の住宅を購入する場合、借入額も大きくなりがちなので、この枠の拡大だけで申請費用の元が取れるケースがほとんどです。
固定資産税や不動産取得税の減税効果
住宅ローンを利用しない現金購入派の方にもメリットはあります。固定資産税の減額期間が、一般住宅の「3年間」から「5年間」へと2年間延長されます。建物の評価額が高い積水ハウスの場合、この2年間の差は数十万円の節税効果を生むこともあります。また、不動産取得税の控除額増額や、登録免許税の税率引き下げなど、契約時・入居後の税負担がトータルで軽減されます。
- 住宅ローン控除:最大控除額が増加
- 固定資産税:減税期間が3年→5年に延長
- 不動産取得税:控除額が1200万円→1300万円に拡大
- 地震保険料:耐震等級割引の適用証明になる
意外と知らない認定後の義務とデメリット

メリットばかりに目が行きがちですが、長期優良住宅には認定を受けた後の「義務」も存在します。これを怠ると、最悪の場合、認定取り消しや補助金の返還を求められるリスクがあります。ただし、積水ハウスオーナーであれば、それほど恐れる必要はありません。
定期的な点検とメンテナンス記録の保存
長期優良住宅の認定を受けると、「維持保全計画」に基づき、定期的(10年ごとなど)に点検と補修を行い、その記録を保存する義務が発生します。自分で管理するのは大変ですが、積水ハウスには「30年保証・初期保証」や「ユートラスシステム」などの充実したアフターサポート体制があります。定期点検の案内が自動で届き、専門スタッフが点検して記録を残してくれるため、オーナーは何もしなくても自然と義務を果たせる仕組みが整っています。
リフォーム時の手続きが煩雑になる可能性
将来的に増改築や大規模なリフォームを行う際、長期優良住宅の認定を継続するためには、計画変更の認定申請が必要になる場合があります。勝手に壁を壊したり間取りを変えたりすると認定基準から外れてしまう可能性があるため、リフォームも基本的には積水ハウス(積水ハウスリフォーム)に依頼するのが最も安全で確実な方法となります。
よくある質問(FAQ)
- 認定通知書はいつ届きますか?
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通常は引き渡し時に、他の重要書類(確認済証や保証書など)と一緒にファイルに綴じられた状態で渡されます。住宅ローン控除の確定申告で必ず使用する重要な書類なので、紛失しないよう厳重に保管してください。
- 申請費用を安くする方法はありますか?
-
ハウスメーカーに依頼せず自分で申請すれば代行費用は浮きますが、膨大な専門書類の作成が必要となり、現実的ではありません。また、積水ハウス独自の構造計算書などが必要になるため、実質的には積水ハウスに任せる一択となります。
- 売却時に有利になりますか?
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はい、有利になります。長期優良住宅の認定を受けている物件は、「スムストック」などの優良な既存住宅流通システムにおいて高く評価されやすく、買い手にとっても税制優遇や住宅ローン金利の引き下げメリットがあるため、高値での売却が期待できます。
まとめ
積水ハウスで家を建てる場合、長期優良住宅の認定取得は「コストパフォーマンスの良い投資」と言えます。標準仕様で高性能な家であるため、追加工事費をかけずに認定基準をクリアでき、申請費用だけで大きな税制優遇や資産価値の向上が手に入るからです。
特に積水ハウスの手厚いメンテナンス体制は、長期優良住宅の維持保全義務と非常に相性が良く、オーナーの負担を最小限に抑えてくれます。迷っているなら、営業担当者に「長期優良住宅にした場合の税制メリット試算」を依頼し、具体的な金額差を確認してみることをおすすめします。
