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積水ハウスの24時間換気がうるさい原因と自分でできる対処法

静かな夜、ふと天井の方から「ゴー」「ブーン」という低い音が聞こえてきて、気になり出すと眠れなくなってしまうことがあります。積水ハウスの高気密・高断熱な住宅は遮音性が高いため、逆に室内で発生する設備音が際立って聞こえるケースがあるのです。

「新築なのに故障だろうか」「電気代がかかってもいいから止めたい」と悩む方もいますが、実はその音、故障ではなくメンテナンスのサインかもしれません。換気システムは家の「呼吸」を司る重要な設備であり、安易に止めることにはリスクも伴います。

この記事でわかること

目次

積水ハウスの24時間換気がうるさい原因

積水ハウスでは主に「ハイブリッド換気システムIV」や「アメニティー換気システム」などが採用されています。これらは通常、生活に支障のない稼働音で設計されていますが、特定の条件が重なると不快な騒音に変わることがあります。ここでは、音が大きくなる主なメカニズムと原因を掘り下げます。

フィルターの目詰まりによる負荷

最も多い原因は、換気フィルターや防虫ネットの汚れです。給気口や排気口にホコリや虫が溜まると、空気が通りにくくなり抵抗が増大します。その結果、ファンが無理に空気を吸い込もうとして回転負荷がかかり、「ゴー」という風切り音やモーターの唸り音が大きくなるのです。

特に交通量の多い道路沿いや、畑が近くにある立地では、想定よりも早くフィルターが目詰まりを起こします。引き渡しから半年以上掃除をしていない場合、まずはフィルターの状態を確認することが解決への第一歩です。

音の特徴フィルターの状態対処法
ゴーッ(風切音)全面的なホコリの付着掃除機での吸引
ブーン(振動音)目詰まりによる過負荷水洗いまたは交換
変化なし汚れ以外が原因モーターの点検

外の強風や気圧差の影響

台風の日や風が強い日に「ヒュオオ」「ボボボ」といった音が聞こえる場合は、外気の影響を受けています。積水ハウスの換気口(ガラリ)は防風設計されていますが、想定以上の暴風が吹き付けると、排気口から風が逆流したり、空気が抜ける際に笛のような音(風笛)が鳴ったりすることがあります。

また、レンジフード(キッチンの換気扇)を「強」で使用している時、室内の気圧が下がって給気口から空気が勢いよく入ってくる音(シューという音)が気になることもあります。これは高気密住宅ならではの現象であり、故障ではありません。

状況音の表現発生メカニズム
台風・強風時ヒュオオ・ボボボ外風の吹き込み
レンジフード使用時シュー・ピュー給気口からの急速吸気
冬場の寒い日キーン冷気による部材収縮

モーターの経年劣化や故障

築年数が10年〜15年を経過している場合、換気扇内部のモーター軸受(ベアリング)が摩耗している可能性があります。「キーン」「カラカラ」「ジージー」といった金属的または機械的な異音が常に聞こえる場合は、掃除では直りません。

モーターの寿命は使用環境にもよりますが、一般的に15年前後と言われています。異音を放置すると発火や完全停止のリスクもあるため、経年劣化が疑われる場合はカスタマーズセンターへ修理・交換の依頼を検討すべき段階です。

異音の種類想定される不具合推奨される対応
キーン(高音)ベアリングの摩耗部品交換が必要
カラカラ・カチカチ内部への異物混入分解清掃または交換
ジージーモーター軸のズレ早急な点検依頼

うるさい時の対処法とメンテナンス

うるさい時の対処法とメンテナンス

音が気になり出した時、すぐに業者を呼ぶ前に自分で試せることがいくつかあります。日常的なメンテナンスを行うだけで、劇的に静かになるケースも珍しくありません。ここでは、積水ハウスのオーナー様が実践すべき具体的な対策手順を紹介します。

給気口・排気口のフィルター掃除

最も効果的で基本的な対策は掃除です。天井埋込型や壁付け型などタイプによって異なりますが、基本的にはカバーを外し、フィルターを取り出して掃除機でホコリを吸い取ります。汚れがひどい場合は、中性洗剤を溶かしたぬるま湯で押し洗いし、完全に乾燥させてから戻します。

特に天井にある排気口(換気扇本体)だけでなく、各部屋の壁や天井にある「給気口」のフィルターも忘れずにチェックしてください。給気口が詰まっていると、換気扇が空気を引っ張れずに負担がかかり、音の原因となります。

掃除箇所頻度の目安ポイント
給気フィルター1〜3ヶ月に1回水洗い後は陰干し
排気グリル1ヶ月に1回表面のホコリ除去
防虫ネット夏場はこまめに虫の死骸を除去

換気風量の調整(弱運転への切り替え)

就寝時など、どうしても音が気になる場合は、一時的に風量を調整することも可能です。コントローラーが壁に設置されているタイプであれば、「強・弱」の切り替えスイッチを確認してみましょう。「強」や「急速」になっている場合は、「弱(標準)」に戻すだけで音はかなり静かになります。

ただし、冬場に「寒いから」といって給気口を完全に閉じてしまうのは避けるべきです。給気口を閉じると、換気扇が密閉空間から無理やり空気を吸おうとして、かえってモーター音が大きくなったり、ドアの開閉が重くなったりする弊害が生じます。

操作内容効果注意点
強→弱へ変更風切り音の低減換気量は低下する
給気口を閉じる冷気の遮断音が増大する恐れ
停止する無音になる結露リスクの増大

24時間換気は止めても大丈夫?

24時間換気は止めても大丈夫?

「うるさいからスイッチを切りたい」と考えるのは自然なことですが、24時間換気システムは法律(建築基準法)で設置が義務付けられている重要な設備です。安易にスイッチをオフにすることで、住環境や家族の健康に悪影響を及ぼす可能性があります。ここでは、停止することのリスクと、例外的に止めるべきタイミングについて解説します。

常時稼働が原則である理由

現在の住宅は気密性が非常に高く、昔の日本家屋のように「隙間風」で自然に空気が入れ替わることはありません。機械で強制的に換気を行わないと、室内に汚れた空気や湿気が滞留し続けます。これにより、シックハウス症候群の原因となる化学物質が蓄積したり、二酸化炭素濃度が上昇して頭痛を引き起こしたりするリスクが高まります。

さらに深刻なのが「結露とカビ」の問題です。人の呼吸や料理、入浴で発生した湿気が排出されないと、壁内や窓際で結露が発生し、カビの温床となります。家の寿命を縮めないためにも、24時間換気は「常時オン」が絶対のルールです。

停止のリスク具体的な影響発生までの期間
空気汚染CO2濃度上昇・臭い数時間で悪化
結露・カビクロスの黒ずみ数日〜数週間
シックハウス目や喉の痛み体質により即時

一時的に止めても良いケース

原則は常時稼働ですが、例外的に停止が推奨される場面もあります。それは「台風の接近時」や「近隣で火災が発生した場合」など、外の空気を室内に取り入れることが危険、または不快である場合です。

台風などの強風時は、雨水が給気口から吹き込む恐れがあるため、一時的にスイッチを切り、給気口を閉じる対応が推奨されます。ただし、天候が回復したら必ず忘れずにスイッチを入れ直し、換気を再開させることが重要です。

状況理由再開のタイミング
台風・暴風雨雨水の浸入防止風雨が収まり次第
近隣の火災煙・臭いの遮断鎮火・拡散後
外気汚染PM2.5・農薬散布大気状況の改善後

よくある質問(FAQ)

フィルターの交換時期はどれくらいですか?

水洗いを繰り返して汚れが落ちなくなったり、繊維が破れたりした時が交換の目安です。一般的には1〜2年程度での交換が推奨されていますが、立地環境によって大きく異なります。積水ハウスのオーナーズサイトで購入可能です。

電気代はどれくらいかかりますか?

システムの機種や家の大きさによりますが、一般的な24時間換気システムの場合、月額で数百円〜500円程度です。この金額で家族の健康と家の耐久性を守れると考えれば、決して高いコストではありません。

掃除をしても音が静かになりません。

フィルター掃除やカバーのビビリ音対策(緩みの締め直し)をしても改善しない場合、モーター自体の故障や寿命が疑われます。カスタマーズセンターへ連絡し、点検修理を依頼してください。

まとめ

積水ハウスの24時間換気がうるさいと感じる場合、その多くは故障ではなく、フィルターの汚れや環境要因によるものです。音が気になるからといってシステムを停止することは、カビや健康被害のリスクを高めるため避けるべきです。まずはフィルター掃除を行い、それでも改善しない場合にプロへ相談するというステップを踏みましょう。

快適な空気環境は、定期的なお手入れによって守られます。少しの手間で静かな夜を取り戻し、積水ハウスでの暮らしをより質の高いものにしていきましょう。

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