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積水ハウスのシューズクロークで後悔しない!動線・臭い・収納の失敗と対策

「玄関をいつもスッキリさせたいから、シューズインクローク(SIC)は絶対に欲しい!」
積水ハウスで家づくりをする際、多くの方が希望されるのが大型の玄関収納です。

しかし、実際に住んでみると「通り抜けするのが面倒で使わなくなった」「靴の臭いがこもって開けたくない」といった後悔の声が後を絶ちません。
特に積水ハウスの展示場のような広い玄関と同じ感覚で作ってしまうと、生活動線と合わずに失敗してしまうことがあります。

この記事でわかること

目次

「通り抜け(ウォークスルー)」は本当に必要?動線で失敗しないコツ

シューズクロークには、靴を履いたまま中に入り、靴を脱いでホールへ上がれる「ウォークスルータイプ」と、出入り口が一つだけの「ウォークインタイプ」があります。
「家族用玄関として使いたいから」という理由でウォークスルーを選ぶ方が多いですが、ここには大きな落とし穴があります。

「わざわざ遠回り」する動線は使われなくなる

人間は無意識に最短ルートを選びます。
もし、メインの玄関からホールへ上がるルートよりも、シューズクロークを通るルートの方が数歩でも遠回りになる場合、日常的に使われなくなる可能性が非常に高いです。

特に、重い荷物を持っている時や、トイレに行きたい時などは、誰もが最短距離で家に上がりたいもの。
結果として、メイン玄関に家族の靴が脱ぎ散らかされ、シューズクロークは単なる「開かずの物置」になってしまうケースが散見されます。

収納力を優先するなら「ウォークイン」が正解

ウォークスルータイプにするためには、人が通るための通路幅(最低60cm〜)を確保しなければなりません。
限られた坪数の中で通路を作ると、その分だけ収納棚を設置できる壁面積が減ってしまいます。

「ベビーカーやアウトドア用品をたっぷりしまいたい」「とにかく収納量を確保したい」という場合は、あえて通り抜けを諦め、壁一面を棚にできるウォークインタイプにする方が満足度は高くなります。

タイプメリットデメリット
ウォークスルー(通り抜け)家族用・来客用と動線を分けられる
玄関がスッキリ保てる
通路分のスペースが必要で収納力が減る
動線が悪いと使わなくなる
ウォークイン(個室)壁面が多く収納力が高い
臭いが玄関に漏れにくい
靴を脱いで上がる機能はない
奥の物が取り出しにくい場合がある

「臭い・湿気・暗さ」で後悔しないための設備計画

「臭い・湿気・暗さ」で後悔しないための設備計画

シューズクロークは、雨に濡れた傘や、一日履いた靴、泥のついた外遊び道具などが集まる場所です。
対策を怠ると、湿気と臭いがこもり、カビの温床になりかねません。

換気扇(ナノイーなど)は必須級のオプション

窓を設置すれば換気できると思いがちですが、防犯上開けっ放しにはできず、棚の設置スペースも削られてしまいます。
最も効果的でスペース効率が良いのは、天井埋込型の換気扇(パイプファン)や、脱臭効果のある「ナノイー発生機」を設置することです。

積水ハウスでは、設計段階で換気計画を相談できるため、シューズクローク内にも必ず換気ルートを確保しましょう。
扉の下を少しカット(アンダーカット)して空気の流れを作るのも有効です。

センサーライトの位置と感度に注意

荷物を持って出入りすることが多いため、照明は人感センサー付きにするのが鉄則です。
しかし、センサーの位置が悪く「奥まで入らないと点灯しない」あるいは「前の廊下を通るだけで勝手に点灯してしまう」という失敗もよくあります。

特にウォークスルータイプの場合、入り口と出口の2箇所で検知できるようにするか、感度調整が可能なセンサーを採用することをおすすめします。

「ここにコンセントがあれば…」を防ぐチェックリスト

「ここにコンセントがあれば…」を防ぐチェックリスト

意外と忘れがちなのが、シューズクローク内のコンセントです。
「靴を置くだけだから要らない」と思っていると、入居後に使いたい家電が出てきて後悔することになります。

以下のリストを参考に、最低でも1〜2箇所はコンセント(アース付き含む)を設置しておきましょう。

積水ハウスならではの注意点:メーターモジュールと棚板

積水ハウスは基本的に「メーターモジュール(1グリッド=1m)」を採用しています。
一般的な尺モジュール(91cm)よりも廊下や開口部が広くなるメリットがありますが、収納計画においては注意が必要です。

棚の奥行きは「30cm」がベストバランス

男性の靴でも30cmあれば十分収まります。
奥行きを深くしすぎると(45cmなど)、奥のスペースが無駄になったり、靴が前後になって取り出しにくくなったりします。

積水ハウスのオリジナル収納「エスパース」などを採用する場合も、棚板の奥行きは浅めに設定し、その分通路幅を広く確保した方が、圧迫感がなく使いやすい空間になります。

よくある質問

シューズクロークに扉は必要ですか?

来客時の目隠しや臭いの漏れを防ぐために、扉をつけることをおすすめします。ただし、開き戸は開閉スペースが必要になるため、省スペースな「ロールスクリーン」や「上吊り引き戸」を採用するケースも増えています。

どれくらいの広さがあればウォークスルーできますか?

最低でも2畳〜3畳のスペースが必要です。1畳〜1.5畳程度の場合は、無理に通り抜け動線を作ると収納力が激減するため、ウォークインタイプにするのが無難です。

土間部分はタイル仕上げが良いですか?

泥汚れがつきやすいため、玄関ホールと同じタイル仕上げにするのが一般的です。ただし、目地が多いと掃除が大変になるため、大判のタイルや、汚れが目立ちにくいグレー・ベージュ系の色を選ぶと手入れが楽になります。

まとめ

積水ハウスで理想の玄関収納(SIC)を作るためには、「なんとなく流行りだからウォークスルー」にするのではなく、自分たちの生活スタイルに合っているかを冷静に見極める必要があります。

玄関は「家の顔」であり、毎日必ず通る場所です。
見た目のデザイン性だけでなく、日々の使い勝手とメンテナンス性を重視した設計で、いつでもスッキリとした気持ちの良い玄関を実現してください。

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