「せっかく積水ハウスで建てるなら、道行く人が振り返るような素敵な外観にしたい」
家の外観は、住む人のセンスやこだわりを表現する「顔」そのものです。特に積水ハウスは、重厚感のある外壁材や洗練されたデザイン力に定評があり、多くの人がその佇まいに憧れを抱きます。しかし、選択肢が豊富であるがゆえに、どのようなスタイルにするか迷ってしまうことも少なくありません。
モダンでスタイリッシュな鉄骨住宅にするか、温かみのある和モダンの木造住宅にするか、決めるべき要素は多岐にわたります。ここでは、積水ハウスで人気の高い外観デザインをスタイルや素材別に整理し、失敗しない選び方のポイントを解説します。理想の住まいを実現するためのヒントが見つかるはずです。
この記事でわかること
- 鉄骨「ダインコンクリート」を活かした重厚感あるデザイン
- 木造「ベルバーン」が映える和モダンな外観スタイル
- 平屋や2階建てなど階数別に見る人気のファサード構成
- 外壁色やサッシの組み合わせで失敗しないためのコツ
積水ハウスの外観が「美しい」と評される理由
街中を歩いていて「あ、これは積水ハウスだ」と気づく瞬間があります。それは、他メーカーにはない圧倒的な存在感と、細部まで計算されたデザインコードが確立されているからです。流行を追いすぎず、数十年経っても古さを感じさせない普遍的な美しさが、多くの施主を惹きつけてやみません。
その美しさの根底にあるのは、邸別自由設計という考え方と、独自開発された最高級の外壁材です。敷地の形状や周辺環境、光の入り方を計算し尽くしたフォルムは、単なる箱ではなく一つの作品のような佇まいを見せます。なぜこれほどまでに人を魅了するのか、その核となる要素を深掘りします。
経年美化を楽しむ最高級外壁材の存在感
積水ハウスの外観を決定づける最大の要素は、やはり外壁材です。鉄骨住宅で採用される「ダインコンクリート」は、彫りの深いテクスチャーとコンクリートならではの重厚感が特徴で、光が当たると美しい陰影を生み出します。雨風にさらされても劣化しにくく、むしろ時を経るごとに風格が増す素材です。
一方、木造住宅シャーウッドの「ベルバーン」は、焼き物(陶器)ならではの温もりと艶が魅力です。自然素材である土を焼き上げて作られているため、プラスチックのような人工的な劣化とは無縁です。これらの素材自体が持つ力が、建物の品格を底上げし、シンプルなデザインであっても高級感を演出します。
邸別自由設計が生み出すオンリーワンの造形美
規格化された住宅とは異なり、積水ハウスは「邸別自由設計」を基本としています。これは、一邸ごとに異なる敷地条件や施主の要望に合わせて、ゼロからデザインを構築する手法です。窓の配置一つ、屋根の勾配一つにとっても、そこには必ずデザイナーの意図が込められています。
例えば、道路からの視線を遮りつつ光を取り込むためのルーバーの配置や、水平ラインを強調して建物をワイドに見せる「スローリビング」のデザインなどが挙げられます。機能性を追求した結果として生まれる造形美は、奇をてらったデザインよりも長く愛される普遍的な価値を持っています。
鉄骨「イズ・シリーズ」の人気外観スタイル

鉄骨住宅「イズ・シリーズ」は、強靭な構造体を活かしたダイナミックなデザインが得意です。特にダインコンクリートの質感を前面に押し出したスタイルは、都会的で洗練された印象を与えます。ここでは、鉄骨ならではの特性を活かした人気の外観パターンを紹介します。
直線的なラインを基調としたモダンスタイルから、大開口サッシを取り入れたリゾートライクなデザインまで、バリエーションは豊富です。色使いや屋根の形状によっても表情は大きく変わるため、自分の好みがどこにあるかを確認する指標にしてください。
重厚感あふれるダインコンクリートのモダン邸宅
最も人気が高いのは、ダインコンクリートの「小端積(こばづみ)」や「シェードボーダー」といった柄を採用したシンプルモダンスタイルです。色は「ピュアホワイト」や「ケシズミブラック」などのモノトーン系が選ばれることが多く、素材の陰影を際立たせます。
箱型の形状(ボックススタイル)にすることで、モダンさを強調しつつ、コストパフォーマンスを高めることも可能です。アクセントとして、玄関周りに石張りや木目調の軒天を取り入れると、無機質になりすぎず、高級ホテルのようなエントランスが完成します。都市部の街並みにも馴染む、洗練された王道のデザインです。
水平ラインを強調した寄棟屋根のオーセンティック
流行に左右されない、堂々とした邸宅感を求めるなら「寄棟(よせむね)屋根」と深い軒(のき)の組み合わせが最適です。水平ラインを強調したデザインは、建物全体を安定感のある落ち着いた印象に見せます。特に、軒裏に木目調の素材を使用することで、下から見上げた時の美しさが際立ちます。
このスタイルは、ベージュやグレーといった中間色の外壁とも相性が良く、植栽の緑が映えるのも特徴です。庭との一体感を大切にする「5本の樹」計画とも調和し、自然と共生する豊かな暮らしを外観からも表現できます。世代を超えて愛される、クラシックでありながら新しいスタンダードなスタイルです。
木造「シャーウッド」で叶える外観デザイン

木造住宅「シャーウッド」は、木の温もりと先進技術を融合させたデザインが魅力です。特に陶版外壁「ベルバーン」を採用した外観は、他の木造住宅とは一線を画す高級感を放ちます。和の要素を取り入れたスタイルから、カフェのようなナチュラルな雰囲気まで、表現の幅広さが特徴です。
木造ならではの自由度を活かした屋根形状や、自然素材との調和を意識したコーディネートが人気を集めています。鉄骨とはまた違った、柔らかくも力強いシャーウッドの実例パターンを見ていきます。
陶版外壁ベルバーンが映える和モダンな佇まい
シャーウッドを選ぶ人の多くが憧れるのが、ベルバーンを全面に使用した「和モダン」スタイルです。「スレンドボーダー」や「クラフトボーダー」などの柄に、織部黒(おりべぐろ)や土器色(かわらけいろ)といった和の色彩を合わせることで、落ち着きのある上品な外観が完成します。
格子(ルーバー)や丸窓といった和のアイコンをアクセントに取り入れるのも効果的です。屋根を低く抑え、深い軒を作ることで、日本の伝統的な美意識を現代風にアレンジしたデザインになります。年月が経っても色あせない焼き物の質感が、住まいの価値を永く保ち続けます。
大屋根が印象的なプレーリースタイルの平屋
近年需要が高まっている平屋において、特に人気なのが大屋根を活かした「プレーリースタイル」です。地面に近い暮らしを象徴するように、低く構えた屋根のラインが大地との一体感を強調します。シャーウッドの構法ならではの大きな吹き抜けや、軒下空間(中間領域)をデザインに取り入れることができます。
外壁には、明るいホワイト系のベルバーンや塗り壁調の素材を選び、ウッドデッキとつなげることで、リゾートヴィラのような開放感を演出します。シンプルでありながら、屋根の勾配や窓の配置にこだわることで、平屋特有の単調さを払拭し、豊かな表情を持たせることが可能です。
【スタイル別】外観イメージと推奨アイテム一覧
目指すスタイルによって、選ぶべき外壁の色や屋根の形状、アクセントとなる部材は異なります。代表的な4つのスタイルについて、構成要素を整理しました。
| スタイル | おすすめ外壁色・素材 | 特徴的なデザイン要素 |
|---|---|---|
| シンプルモダン | ホワイト、ブラック(ダイン) | ボックス形状、FIX窓、アルミ手摺 |
| オーセンティック | ベージュ、グレー(ダイン) | 寄棟屋根、深い軒、石張りアクセント |
| 和モダン | 織部黒、土器色(ベルバーン) | 切妻屋根、木調ルーバー、植栽 |
| ナチュラル | ホワイト、木目調(ベルバーン) | 三角屋根、木製ドア、塗り壁調 |
坪数・階数別に見る外観の成功法則

デザインの良し悪しは、建物の大きさや階数とのバランスによっても左右されます。30坪台のリアルサイズな家と、60坪を超える豪邸では、美しく見せるためのテクニックが異なります。敷地の条件を逆手に取り、それぞれのサイズ感を活かした最適なファサード(正面デザイン)を作ることが重要です。
限られた敷地でも広く見せる工夫や、間延びしがちな大きな壁面に変化をつける方法など、サイズ別の攻略法を知っておくことで、プランニングの質が格段に上がります。
30坪台でも広く見せるキュービックな形状
都市部の30坪前後の敷地では、凹凸の少ない総2階建てのキュービック(箱型)形状が合理的かつ人気です。シンプルになりすぎるのを防ぐために、外壁の色分け(ツートンカラー)や、バルコニー部分の素材を変えることで立体感を演出します。
また、窓の配置を縦または横に揃えることで、視覚的なノイズを減らし、建物全体を大きく見せる効果があります。玄関ドアを道路から直接見えない位置に配置したり、アプローチに変化をつけたりすることで、奥行きを感じさせるのも有効なテクニックです。
ビルトインガレージを取り入れた機能美デザイン
車好きの施主や、雨の日の利便性を重視する層に支持されているのが、ビルトインガレージを組み込んだ外観です。1階部分に大きな開口部ができるため、構造的な強さが求められますが、積水ハウスの鉄骨・シャーウッドなら大スパンを飛ばしても安全性を確保できます。
ガレージのシャッターにも木目調やメタリックな素材を選び、外壁とのコントラストを楽しむのがトレンドです。建物と一体化したガレージは、単なる駐車スペースではなく、建物のボリューム感を増し、高級感を高めるデザインパーツとしても機能します。
よくある質問
- 白い外壁は汚れが目立ちませんか?
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積水ハウスの外壁材(ダインコンクリート・ベルバーン等)は防汚塗装や素材そのものの特性により、汚れがつきにくく落ちやすい性能を持っています。特にベルバーンは焼き物なので、経年での汚れも味わいとなりやすいです。
- 外観デザインの提案はいつ行われますか?
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基本的には間取り(平面図)の提案と同時に、パース(完成予想図)や立面図で外観の提案が行われます。窓の位置などは間取りと連動するため、内側と外側の両面から調整していきます。
- 外構(エクステリア)も一緒に頼めますか?
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はい、可能です。積水ハウスでは建物と外構をトータルでコーディネートすることを推奨しています。「5本の樹」計画など、植栽を含めた一体感のあるデザインが魅力です。
まとめ
積水ハウスの外観デザインについて、人気のスタイルや素材ごとの特徴を紹介してきました。鉄骨のダインコンクリートによる重厚なモダンさ、木造シャーウッドのベルバーンによる温かみのある和モダンなど、選択肢は無限に広がっています。大切なのは、流行を追うだけでなく、自分たちが心地よいと感じる普遍的なスタイルを見つけることです。
外観は家の「顔」であり、街並みの一部でもあります。長く住み続ける家だからこそ、経年美化を楽しめる素材選びや、敷地環境を活かしたデザイン構成にこだわってください。実例を見ながら、理想のパターンの組み合わせを見つける楽しさは、注文住宅ならではの醍醐味です。
