「一日の疲れを癒やす、ホテルの一室のような寝室にしたい」「ベッドのサイズや配置で悩みたくない」人生の3分の1を過ごすと言われる寝室。積水ハウスで家を建てるなら、単に「寝るだけの部屋」にするのではなく、明日への活力を養う上質なリラックス空間に仕上げたいものです。
しかし、リビングやキッチンに力を入れるあまり、寝室の計画がおろそかになりがちです。その結果、「ダウンライトが眩しくて眠れない」「スマホの充電コードが届かない」「ベッドを置いたらクローゼットが開かない」といった、地味ながらも毎日のストレスになる失敗が後を絶ちません。
この記事でわかること
- ベッドサイズに合わせた最適な寝室の広さ(畳数)の選び方
- 眩しくない!安眠を妨げない照明計画とスイッチ配置
- スマホ充電や家電配置で失敗しないコンセントの黄金位置
- 積水ハウスならではのインテリアと内装の工夫
この記事では、積水ハウスの寝室設計において、快適さを左右する「広さ」「照明」「コンセント」の3大要素を中心に解説します。後悔のない計画で、毎晩布団に入るのが楽しみになる、そんな極上の寝室を手に入れましょう。
寝室の広さとベッド配置の最適解
寝室のプランニングで最初に決めるべきは「広さ」ですが、これは「どのサイズのベッドを、何台、どう置くか」によって決まります。漠然と「8畳くらいかな」と決めてしまうと、家具が入らなかったり、通路が狭すぎて掃除がしにくかったりする問題が発生します。
6畳・8畳・10畳の使い勝手を比較
夫婦の寝室として一般的な広さは6畳〜8畳です。それぞれの広さで置けるベッドの目安と、使い勝手の違いを理解しておきましょう。特に積水ハウスのようなメーターモジュールを採用している場合、一般的な尺モジュールよりも少し広く感じることもありますが、家具の実寸でシミュレーションすることが不可欠です。
6畳の場合、ダブルベッド1台またはシングルベッド2台を置くと、部屋はいっぱいになります。寝るだけの部屋と割り切るなら十分ですが、ドレッサーやテレビボードを置く余裕はほとんどありません。8畳あれば、シングルベッド2台を置いても周囲に通路(カニ歩きしなくて済む幅)を確保でき、ゆとりが生まれます。10畳以上になると、書斎コーナーやリラックス用のソファを置くことも可能になり、ホテルのスイートルームのような使い方ができます。
| 広さ(畳数) | 配置イメージ | 適したスタイル |
|---|---|---|
| 6畳 | ベッドでほぼ埋まる | 寝ることに特化・ミニマリスト |
| 8畳 | 通路と収納家具が置ける | 標準的・ゆとりある配置 |
| 10畳〜 | デスクやソファも配置可能 | 多目的ルーム・ホテルライク |
ウォークインクローゼットとの位置関係
寝室の広さを考える際、セットで検討すべきなのが収納計画です。寝室内にタンスを置くと圧迫感が出るだけでなく、地震時の転倒リスクもあります。そのため、積水ハウスではウォークインクローゼット(WIC)を併設するプランが主流です。
ポイントは、WICへの動線です。ベッドの配置によっては、クローゼットの扉が開けにくかったり、朝の身支度の際に行き来が面倒になったりします。また、あえて扉を設けない「ウォークスルー型」にして、寝室と洗面所をつなぐ動線上に収納を配置するのも人気です。これなら、寝室はベッドだけのすっきりした空間になり、生活感を完全に排除できます。
安眠を約束する照明計画とコンセント配置
寝室の失敗で最も多いのが「電気」関係です。寝室はリビングとは異なり、横になった状態での眩しさや、暗い中での操作性を考慮する必要があります。積水ハウスのインテリアコーディネーターの提案を参考にしつつ、自分たちの生活スタイルに合わせて微調整しましょう。
ダウンライトの配置ミスに注意
スタイリッシュな見た目で人気のダウンライトですが、寝室での採用には注意が必要です。ベッドの枕元の真上にダウンライトを配置してしまうと、横になった時に光源が直接目に入り、非常に眩しく感じます。これは睡眠の質を下げる大きな原因となります。
おすすめは、足元側に配置するか、光源が直接見えない「間接照明(コーブ照明など)」を採用することです。積水ハウスでは、ヘッドボード側の壁をふかして間接照明を仕込む提案が得意で、これなら柔らかい光が天井や壁を照らし、落ち着いた雰囲気を演出できます。また、手元で明るさを調整できる調光機能付きのスイッチを枕元に設置することも忘れてはいけません。
コンセントは「高さ」と「数」が鍵
「スマホを充電しながら寝たいのに、コードが届かない」という事態は避けたいものです。コンセントは、ベッドの両サイド(ナイトテーブル付近)に配置するのが鉄則です。この時、重要なのが設置する「高さ」です。
一般的なコンセントの高さ(床から25cm程度)だと、ベッドフレームやサイドテーブルに隠れてしまい、抜き差しがしにくくなることがあります。使用するベッドの高さをあらかじめ確認し、マットレスよりも少し高い位置(床から40〜50cm程度)や、ヘッドボードに組み込まれる位置に来るように指定すると便利です。また、布団乾燥機や加湿器、掃除機を使うためのコンセントも、部屋の入口付近や足元側に確保しておきましょう。
| 用途 | 推奨位置 | 備考 |
|---|---|---|
| スマホ充電 | 枕元(ベッド高さ+10cm) | 両サイドにあると喧嘩にならない |
| 加湿器・掃除機 | 部屋の入口・足元 | 抜き差ししやすい高さに |
| テレビ | 壁掛け位置の背面 | 配線を隠してすっきりさせる |
積水ハウスならではの内装と防音対策

機能面だけでなく、デザインや居心地の良さも追求できるのが積水ハウスの魅力です。質の高い眠りのために、内装材や音の環境にもこだわりましょう。
アクセントクロスとエコカラットの効果
寝室の一面だけ壁紙を変える「アクセントクロス」は、手軽に雰囲気を変えられる人気の手法です。寝室には、ベージュ、グレー、ネイビー、ダークブラウンなどの落ち着いた色味(アースカラー)を選ぶと、リラックス効果が高まります。
さらに機能性をプラスするなら、調湿・消臭効果のあるタイル建材「エコカラット」の採用がおすすめです。寝室は寝汗や加齢臭などの湿気や臭いがこもりやすい場所ですが、エコカラットをヘッドボード側の壁に貼ることで、空気をきれいに保つことができます。積水ハウスのデザイン力なら、間接照明と組み合わせて、高級ホテルのような陰影を楽しむデザインに仕上げることも可能です。
生活音を遮断する配置計画
静かな環境は安眠の必須条件です。積水ハウスの遮音壁や防音床(シャイド55など)は高性能ですが、間取り上の配慮も欠かせません。特に注意したいのが、トイレや洗面所との位置関係です。
寝室の枕元の壁の裏側にトイレの配管があると、夜中に家族がトイレを使った際の排水音が気になって目が覚めてしまうことがあります。間取り図を見る際は、寝室の壁の向こう側が何になっているかを確認し、収納を挟んで緩衝地帯を作るなどの対策を講じましょう。2階に寝室がある場合、1階のリビングのテレビ音が響かないかどうかもチェックポイントです。
よくある質問
最後に、積水ハウスの寝室づくりにおいて、よくある質問をQ&A形式でまとめました。
- 寝室の床はフローリングとカーペットどちらが良いですか?
-
ホテルのような高級感と静音性を求めるならカーペットがおすすめですが、メンテナンス性(掃除やダニ対策)を重視するならフローリングが無難です。ベッドから降りる部分にラグを敷く折衷案も人気です。
- プロジェクター(Popin Aladdinなど)を付けたいのですが?
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投影距離と壁面の広さが必要です。設置予定の壁にはエアコンや窓、アクセントクロス(柄物)が来ないように設計段階で調整しましょう。専用の引掛シーリングの位置も重要です。
- 窓はどのくらいの大きさが良いですか?
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断熱性とプライバシーを考慮すると、小さめの窓や高窓がおすすめです。大きな掃き出し窓は開放感がありますが、冷気を感じやすく、家具の配置も制限されるため、寝室には不向きな場合があります。
まとめ
積水ハウスでの寝室設計は、単なる休息の場を超え、明日への活力をチャージする重要な空間づくりです。広さだけでなく、照明の位置やコンセントの高さといった細部にまでこだわることで、使い勝手と居心地の良さが格段に向上します。一日の終わりと始まりを過ごす場所だからこそ、妥協せずに理想の寝室を追求してください。
