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積水ハウスが工場生産にこだわる理由とは?高品質な家づくりの秘密を解説

「プレハブ住宅って、安っぽいイメージがあるけれど大丈夫?」
「工場で作る家と、大工さんが建てる家、どっちが品質が良いの?」

積水ハウスは、家の部材の多くを工場で生産する「工業化住宅(プレハブ住宅)」のトップメーカーです。
「プレハブ」と聞くと、画一的で味気ない仮設住宅のようなイメージを持つ方もいるかもしれません。

しかし、積水ハウスが工場生産にこだわる理由は、コストダウンのためではなく、「現場では不可能なレベルの品質」を実現するためです。
なぜ工場で作ることが高品質につながるのか、その裏側にある高度な生産システムについて解説します。

この記事でわかること

目次

なぜ積水ハウスは「工場生産」なのか?

一般的な木造住宅は、現場に木材を運び込み、職人の手によって一つひとつ組み上げていきます。
これに対し、積水ハウスは柱や梁、外壁といった主要な構造部材を、管理された工場内で生産・加工してから現場に運びます。

この手法を採用する最大の目的は、「品質のバラつきを極限までなくす」ことにあります。

天候や職人の腕に左右されない安定品質

現場施工には、常にリスクが伴います。

  • 建築中に雨が降り、木材や部材が濡れてしまう
  • 職人の熟練度によって、釘の打ち方や溶接の精度に差が出る
  • 現場の足場が悪く、無理な体勢での作業が必要になる

一方、工場内であれば天候の影響は一切受けません。
さらに、ミリ単位の制御が可能なロボットが溶接や加工を行うため、ベテラン職人でも難しい精度を安定して出し続けることが可能です。

一邸ごとのオーダーメイド「邸別生産」

「工場生産=大量生産の既製品」という誤解がありますが、積水ハウスのシステムは異なります。
顧客ごとの設計図に基づき、その家のための部材を一つひとつ作る「邸別生産」システムを導入しています。

Aさんの家の柱、Bさんの家の外壁、といったように、全ての部材に管理番号(ID)が振られ、誰の家のどの部分に使われるかが明確に管理されています。
これにより、自由設計の柔軟さと、工業製品の精密さを両立させているのです。

工場で作られる「積水ハウスの顔」たち

具体的に、どのような部分が工場で作られているのでしょうか。
積水ハウスの品質を象徴する、代表的な部材を紹介します。

強靭な骨組み「鉄骨フレームと溶接」

軽量鉄骨造の家において命とも言える、柱と梁の接合。
積水ハウスの工場では、大型ロボットが全方位から均一に溶接を行います。

現場での手溶接では難しい「完全溶込み溶接」などの高度な技術も、工場環境なら確実に実施可能。
さらに、電着塗装(カチオン塗装)まで工場で行われるため、自動車のボディのようにサビに強い鉄骨フレームが完成します。

最高級外壁「ダインコンクリート・ベルバーン」

積水ハウスの代名詞とも言えるオリジナル外壁も、もちろん工場生産です。

外壁名構造特徴
ダインコンクリート鉄骨造用現場打ちでは不可能な緻密なデザインと強度を持つプレキャストコンクリート。
ベルバーン木造用土を焼き上げて作る陶版外壁。焼き物ならではの耐久性と美しさを工場で管理。

これらは、現場で職人が塗ったり貼ったりするレベルを超えた、工業製品としての「壁」です。
工場で成形から塗装、焼き上げまでを完璧に行うことで、何十年経っても色褪せない耐久性を実現しています。

現場施工と工場生産のバランス

現場施工と工場生産のバランス

積水ハウスは「プレハブ住宅」ですが、セキスイハイムのように「部屋ごとの箱(ユニット)」まで工場で作るわけではありません。
あくまで「部材」を工場で作り、現場で組み立てる方式を採用しています。

なぜ「ユニット工法」にしないのか?

箱ごと工場で作って運べばさらに工期は短くなりますが、道路の幅による輸送制限や、間取りの制約が大きくなります。
積水ハウスは「設計の自由度」を重視しているため、部材単位での工場生産に留め、現場での組み立て自由度を残しているのです。

それでも、現場では「指定されたボルトを締めるだけ」というレベルまで施工が標準化されており、大工の腕による品質差が出にくい工夫が徹底されています。

よくある質問

工場見学は誰でも行けますか?

はい、全国にある積水ハウスの工場(住まいの夢工場など)は見学が可能です。完全予約制のバスツアーなどが組まれることが多いため、最寄りの展示場で営業担当に相談することをおすすめします。鉄骨の強度実験や外壁の破壊実験などを目の前で見ることができます。

プレハブ住宅はリフォームしにくいですか?

かつてはそう言われましたが、現在は違います。積水ハウスは「家歴(いえれき)」として全ての部材データを保管しているため、どの壁が外せるか、どの部品が必要かがすぐに分かります。むしろ構造が明確な分、安心してリフォーム計画が立てられます。

シャーウッド(木造)も工場生産ですか?

はい、シャーウッドも高度な工業化住宅です。木材のプレカット(事前の切断加工)はもちろん、接合金物の取り付けまで工場で行われます。現場では金物をピンで固定するだけの作業になるため、木造ながら品質のバラつきが極めて少ないのが特徴です。

まとめ

積水ハウスの「工場生産システム」は、コスト削減のためではなく、「100点満点の品質を全ての顧客に届ける」ための仕組みです。

天候や職人の体調に左右されず、コンピューター制御された精密なラインで作られる部材。
それが、積水ハウスの家が「強い」「長持ちする」と言われる最大の理由です。

もし積水ハウスを検討中なら、ぜひ一度「工場見学」に参加してみてください。
カタログスペックだけでは分からない、圧倒的な技術力と安心感を目の当たりにできるはずです。

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