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積水ハウスの高天井・大開口リビングで後悔しないための注意点と費用

「展示場のような開放的なリビングに憧れる!」
「せっかく積水ハウスなら、天井を高くして大きな窓をつけたい」

積水ハウスの最大の魅力は、鉄骨・木造ともに柱や壁を極限まで減らせる「ファミリースイート(大空間リビング)」です。
しかし、モデルハウスのイメージだけで採用すると、住んでから「寒い」「落ち着かない」「意外な出費がかさんだ」と後悔することになりかねません。

この記事では、高天井と大開口を採用する際のリアルな注意点と、標準仕様との価格差について解説します。

この記事でわかること

目次

積水ハウスの天井高と価格差のリアル

一般的な住宅の天井高は2400mmですが、積水ハウスは標準でも少し高めの設定になっています。
さらにオプションで上げることが可能です。

天井高仕様価格差の目安(20畳LDKの場合)
2500mm標準仕様±0円
2700mmハイ天井仕様+約30万〜50万円
吹き抜け2階床なし+約50万〜100万円(施工費等は増、床面積は減)

天井高を20cm上げるだけで、空間の体積が増え、視覚的な広がりは劇的に変わります。
坪単価への影響はそこまで大きくないため(数十万円程度)、多くの施主が2700mmを採用しますが、費用対効果は非常に高いオプションと言えます。

大開口・高天井の「3つの落とし穴」と対策

空間が広がることはメリットばかりではありません。
「広さ」と引き換えに発生するデメリットを知っておきましょう。

1. 「寒さ」と光熱費の問題

天井が高く窓が大きいということは、それだけ「温めるべき空気の量」が増え、「熱が逃げる面積」が増えることを意味します。
特に窓際で冷やされた空気が足元に降りてくる「コールドドラフト現象」は、大開口リビングの天敵です。

【必須の対策】
高天井・大開口にするなら、「床暖房」は必須と考えてください。
エアコンだけでは暖かい空気が天井付近に溜まってしまい、足元がいつまでも寒く感じます。
また、窓ガラスは標準のアルミ樹脂複合ではなく、断熱性の高い「樹脂サッシ(トリプルガラス等)」へのアップグレードを強く推奨します。

2. カーテンと照明の「隠れコスト」

契約時の見積もりで抜け落ちがちなのが、インテリア費用です。

  • カーテン代が倍になる:
    天井までの高さ(2.7mなど)や、幅の広い大開口サッシには、既製品のカーテンは合いません。
    全てオーダーメイド(特注)となり、カーテン・ブラインドだけで50万〜100万円近くかかることも珍しくありません。
  • 電球交換が自分でできない:
    吹き抜けや高天井のダウンライトが切れた場合、脚立では届かず、業者に足場を組んでもらって交換する必要が出てきます。
    対策として、「電動昇降式の照明」にするか、キャットウォークなどを設置してメンテナンス経路を確保する必要があります。

3. プライバシー問題(「動物園」状態)

大きな窓で開放感を得られるのは、外からの視線を遮れている場合だけです。
道路や隣家に面した場所に大開口を作ると、外から丸見えになり、結局一日中カーテンを閉め切ることになります。

【必須の対策】
大開口を採用するなら、セットで「外構(庭)計画」が必要です。
目隠しフェンスや植栽でプライベートな空間を確保して初めて、カーテンを開け放てる「本当の大開口」が完成します。

よくある質問

2700mmにすると2階が狭くなりますか?

1階の天井を高くすると、家全体の高さ制限(北側斜線制限など)に引っかかり、2階の天井が下がったり、屋根の形状が変わったりする可能性があります。敷地条件によっては採用できない場合もあるため、設計士による確認が必要です。

フルフラットサッシは高いですか?

リビングの床とウッドデッキを段差なしで繋ぐ「フルフラットサッシ」は非常に人気ですが、特殊な施工が必要なため、通常の掃き出し窓よりも数十万円高くなります。また、雨水の侵入を防ぐためのグレーチング(排水溝)設置なども必要になります。

音の響きは気になりますか?

空間が広くなると、テレビの音や話し声が響きやすくなります。特に吹き抜けを作る場合は、2階の寝室まで音が筒抜けになるため、防音ドアの採用や、吸音性のある天井材(クリアトーンなど)を検討すると快適性が増します。

まとめ

積水ハウスで建てるなら、高天井と大開口はぜひ採用したい仕様ですが、単に「広くする」だけでは快適な家にはなりません。

これらを事前に把握しておけば、後悔することなく、積水ハウスならではの「最高のリビング」を手に入れることができるでしょう。

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