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積水ハウスの付帯工事費が高い3つの理由と100万円安くする賢い方法

「本体価格は納得したけれど、見積もりの『付帯工事費』が高すぎて驚いた」
「外構工事だけで300万円? これって本当に適正価格なの?」

積水ハウスの見積もりを見て、誰もが一度は抱くこの疑問。建物本体にお金をかけたいのに、地盤改良や外構、諸経費で予算が圧迫されるのは辛いですよね。

実は、積水ハウスの付帯工事費が高いのには、それ相応の「明確な理由」があります。しかし同時に、やり方次第で100万円単位のコストダウンが可能な部分でもあります。

この記事でわかること

「知っている人だけが得をする」賢い家づくりの裏ワザと、絶対に削ってはいけないラインを解説します。

目次

積水ハウスの付帯工事費が高い3つの理由

一般的な工務店や外構業者と比較して、積水ハウスの見積もりが割高になるのには、単なる「ブランド料」だけではない構造的な理由があります。

1. 中間マージン(管理費)が発生する仕組み

これが最大の要因です。積水ハウスに外構や解体工事を依頼しても、実際に施工するのは積水ハウスの社員ではありません。多くの場合、提携している地域の専門業者(下請け)が作業を行います。

この際、積水ハウス側で「現場管理費」や「諸経費」として、施工費の20%〜30%程度が上乗せされます。
例えば、本来200万円でできる外構工事であれば、積水ハウスを通すことで240万〜260万円程度の見積もりになります。この上乗せ分は、現場監督による品質チェックや、スケジュール管理、そして万が一のトラブル時の保証料という意味合いが含まれています。

2. 「積水ハウス品質」を守るための高水準な提案

積水ハウスの外構部門(積水ハウスノイエなど)は、単にフェンスを立てて土間コンクリートを打つだけの提案はしません。建物との調和、街並みへの配慮(5本の樹計画など)、そして数十年後も美しさを保てる耐久性を重視します。

そのため、使用する石材やタイルのグレードが標準仕様の時点で高く設定されており、植栽の量も多めに提案されます。「安く済ませる」ことよりも「家の価値を高める」ことに重きを置いているため、どうしても金額は高くなります。

3. 引き渡し時「完全完成」へのこだわり

積水ハウスに依頼する場合、外構工事も建物の引き渡しまでに完了させます。これにより、入居初日から美しい庭があり、泥はねで玄関が汚れることもなく、インターホンも使える状態で新生活をスタートできます。

この「完璧なスケジュール管理」を行うために、多くの人員とコストが割かれています。他社業者を入れると工期調整が複雑になるため、自社管理下でスムーズに進めるためのコストとも言えます。

100万円ダウンも夢じゃない!費用削減の具体策

100万円ダウンも夢じゃない!費用削減の具体策

では、品質を維持しつつ費用を抑えるにはどうすれば良いのでしょうか。キーワードは「分離発注(ぶんりはっちゅう)」「施主支給(せしゅしきゅう)」です。

1. 外構工事(エクステリア)を専門業者へ「分離発注」

最も削減効果が大きいのが外構工事です。積水ハウスを通さず、自分で探した外構専門業者と直接契約することを「分離発注」と言います。

中間マージンがカットされるため、同じ内容でも20%〜30%安くなるケースが一般的です。あるいは、同じ予算でカーポートをグレードアップしたり、タイルデッキを追加したりすることも可能になります。

発注先メリットデメリット
積水ハウス手間なし、建物と完全調和
入居時に完成している
費用が高い(マージンあり)
デザインの自由度が制約される場合も
専門業者
(分離発注)
費用が安い
専門的なデザイン提案
業者探しの手間がかかる
入居後に工事となるケースが多い

2. 解体工事を自分で手配する

建て替えなどで既存の家を解体する必要がある場合、解体工事も分離発注のチャンスです。解体は「壊して更地にする」という明確なゴールがあるため、施工品質による差が出にくく、分離発注のリスクが比較的低い分野です。

地元の解体業者に直接依頼すれば、数十万円のコストダウンに繋がります。ただし、更地にした後の地盤の高さや整地の状況については、積水ハウス側の指示(GL設定など)を解体業者にしっかり伝える必要があります。

3. 照明・カーテン・エアコンの「施主支給」

インテリア関連も積み重なると大きな金額になります。

安さだけで決めると危険?分離発注のデメリットとリスク

安さだけで決めると危険?分離発注のデメリットとリスク

コストダウンの魅力的な分離発注ですが、安易に選択すると後悔することもあります。以下のリスクを理解した上で検討してください。

住宅ローンへの組み込みが難しくなる

これが最大のハードルです。住宅ローンは原則として「建物と土地」に対して融資されます。積水ハウスとの契約に含まれない「他社の外構工事費」は、住宅ローンの融資対象外となる銀行が多いです。

その場合、外構費用を別途「現金」で用意するか、金利の高い「リフォームローン」などを組む必要があります。手元資金に余裕がない場合は、多少高くても積水ハウスにまとめて依頼し、全額を低金利の住宅ローンに組み込む方が、結果的に家計が楽になることもあります。

引き渡し後の工事による生活への影響

分離発注の外構工事は、原則として「建物の引き渡し後」にスタートします。つまり、引っ越した当日はまだ庭が土のままで、駐車場もできていない可能性があります。

雨の日に靴が泥だらけになったり、インターホンがなく宅配便の受け取りに困ったりする期間が1ヶ月ほど続くかもしれません。この不便さを許容できるかどうかが判断の分かれ目です。

何かあった時の「責任の所在」が曖昧に

例えば、外構業者がカーポートを設置する際に、誤って外壁を傷つけてしまったとします。積水ハウスに一括発注していれば積水ハウスが責任を持って補修しますが、分離発注の場合は当事者間での解決が必要です。

また、アプローチの階段で水はけが悪く、基礎部分に水が溜まってしまった場合など、「建物のせいなのか、外構のせいなのか」で責任の押し付け合いになるリスクもゼロではありません。

よくある質問

外構業者を自分で探す自信がありません。どうすればいいですか?

一括見積もりサイトや、近所の施工例を参考にしましょう

最近は外構専門の一括見積もりサイトも充実しています。また、近所で「素敵だな」と思う家があれば、工事看板を見て業者名をチェックするのも有効です。ただし、積水ハウスの展示場で「他社でやります」と伝えると、営業担当者によってはあまりいい顔をされないこともあるため、伝えるタイミングには配慮しましょう。

積水ハウスの「5本の樹」計画は守らないといけませんか?

強制ではありませんが、分譲地によってはルールがある場合があります

積水ハウスの分譲地(コモンステージなど)の場合、「緑化率」などの厳しいルールが設けられていることがあります

その場合、分離発注であってもそのルールを守った設計にする必要があります。一般的な土地であれば強制力はありませんが、緑があることで家の見栄えが格段に良くなるのも事実です。

まとめ:コストと安心、どちらを優先するか

積水ハウスの付帯工事費が高いのには理由があり、それは「安心」と「時間」を買っているとも言えます。

まずは積水ハウスから出てきた見積もりの内訳をしっかり確認し、「この工事にこの金額は納得できるか?」を一つずつ検討してみてください。それこそが、後悔しない家づくりの第一歩です。

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