「積水ハウスで建てたいけれど、自分の年収でローンが通るか不安…」
「審査が厳しいという噂を聞いたけれど本当?」
積水ハウスは建築費用が高額になりがちなため、当然ながら住宅ローンの借入額も大きくなります。「審査に落ちて契約できなかった」という事態を避けるためには、ご自身の年収に対する「適正な借入額」と「審査の仕組み」を正しく理解しておくことが重要です。
この記事でわかること
- 積水ハウスの審査が「厳しい」と言われる本当の理由
- 【年収別】借入限度額と「安全に返せる額」のシミュレーション
- 金利が優遇される?「提携ローン」のメリット
- 審査に落ちやすい人の特徴と対策
夢のマイホーム計画が「お金の問題」で白紙にならないよう、現実的な数字と対策を見ていきましょう。
積水ハウスのローン審査は本当に厳しいのか?
結論から言うと、「積水ハウスだから審査基準が厳しくなる」ということはありません。
住宅ローンの審査を行うのはあくまで「金融機関(銀行)」であり、ハウスメーカーではないからです。
しかし、ネット上で「積水ハウスは審査が厳しい」という噂が絶えないのには、2つの明確な理由があります。
理由1:借入希望額が必然的に高くなるから
これが最大の要因です。ローコストメーカーなら3,000万円で済む借入が、積水ハウスでは4,500万円〜5,000万円になることも珍しくありません。
銀行は「年収に対する年間返済額の割合(返済負担率)」を見て審査します。借入額が増えれば返済負担率が上がり、結果として「他社なら通る年収でも、積水ハウスの金額では審査に通らない(減額承認になる)」というケースが発生します。これが「厳しい」と感じる正体です。
理由2:賃貸(シャーメゾン)の審査と混同されている
積水ハウスグループの賃貸住宅「シャーメゾン」には、独自の入居審査基準があります。こちらの審査は比較的しっかりしており、落ちる人も一定数います。
この「賃貸の審査」の話と「注文住宅のローン審査」の話がネット上で混ざってしまい、「積水ハウスは審査が厳しい」というイメージが独り歩きしている側面があります。
【年収別】借入限度額と安全ラインのシミュレーション

では、具体的にどのくらいの年収があれば、いくら借りられるのでしょうか。2025年現在の一般的な金利水準(変動金利0.5%前後)を前提にシミュレーションしました。
重要なのは「銀行が貸してくれる額(限度額)」と「生活を圧迫せずに返せる額(安全額)」は違うという点です。
| 世帯年収 | 借入限度額(目安) ※審査に通るMAX | 安心返済額(目安) ※余裕を持って返せる額 | 積水ハウス建築 (35坪総額4,500万) |
|---|---|---|---|
| 400万円 | 約3,100万円 | 約2,400万円 | × 厳しい |
| 600万円 | 約4,700万円 | 約3,600万円 | △ 工夫が必要 |
| 800万円 | 約6,200万円 | 約4,800万円 | ◯ 圏内 |
| 1,000万円 | 約7,800万円 | 約6,000万円 | ◎ 余裕あり |
年収400万〜500万円の場合
単独ローンで積水ハウス(総額4,000万円超)を建てるのは、審査上かなりハードルが高いです。ご両親からの資金援助があるか、土地を既に所有している場合を除き、基本的には「ペアローン(夫婦の収入を合算)」を検討する必要があります。
年収600万〜700万円の場合
審査自体は通る可能性が高いですが、限度額いっぱいに借りることになりがちです。子供の教育費や老後資金を考えると、家計がカツカツになるリスクがあります。自己資金(頭金)を500万円程度用意するか、建物の坪数を抑えて総額を調整するなどの工夫が求められます。
年収800万円以上の場合
35坪〜40坪の標準的な積水ハウスであれば、比較的スムーズに審査を通過し、返済も安定するラインです。ただし、オプションを追加して総額が6,000万円を超えてくると、やはり余裕はなくなってきます。
積水ハウスの武器「提携ローン」のメリット

審査に不安がある方にこそ知ってほしいのが、積水ハウスが提携している金融機関の「提携ローン」です。個人で銀行の窓口に行くよりも、有利な条件を引き出せるケースが多くあります。
1. 金利の優遇幅が大きい
積水ハウスは銀行にとって「優良な顧客を紹介してくれる大口パートナー」です。そのため、一般の申し込みよりも金利を優遇(引き下げ)してくれることがあります。「積水ハウス提携」というだけで、最安水準の金利が適用されるのは大きなメリットです。
2. 審査の手続きがスムーズ
営業担当者が銀行とのやり取りを代行してくれるため、面倒な書類手続きが楽になります。また、万が一審査が微妙なライン(ボーダーライン)だった場合でも、積水ハウスの担当者が銀行側に「このお客様は信頼できる」とプッシュしてくれることで、審査に通るケースも稀にあります。
審査に落ちてしまう人の共通点と対策

年収が十分にあるのに審査に落ちる人がいます。その原因の多くは「個人の信用情報」にあります。審査申し込み前に必ず確認しておきたいポイントは以下の3つです。
- スマホ端末代の分割払いを延滞していないか
→意外な盲点ですが、携帯料金の滞納は「ローン滞納」と同じ扱いになります。 - リボ払いやキャッシングの残高がないか
→これらがあるだけで借入限度額が数百万円下がります。完済してから審査に臨みましょう。 - クレジットカードを使いすぎていないか
→使用していないカードを複数枚持っているだけでも、審査上不利になることがあります。
- よくある質問
-
勤続年数が1年未満でも積水ハウスで建てられますか?
- 可能です。フラット35などを活用しましょう
-
大手銀行(メガバンク)は勤続3年以上を条件にすることが多いですが、フラット35や一部のネット銀行では勤続年数を問わない商品もあります。積水ハウスの担当者はこうした「通りやすい銀行」の知識も豊富なので、隠さずに相談することをおすすめします。
- ペアローンで妻が妊娠・産休中でも借りられますか?
-
銀行によりますが、復職を前提に借りられるケースが多いです
- 多くの金融機関で、産休・育休中でも「前年度の年収」や「見込み年収」で審査してくれます。ただし、復職後の保育園の問題などをクリアに説明できる準備が必要です。
まとめ
積水ハウスで家を建てるためのローン審査について解説しました。審査が特別厳しいわけではありませんが、借入額が大きくなる分、より慎重な資金計画が求められます。
- 年収400〜500万円ならペアローンや資金援助を視野に入れる
- 「借りられる額」ではなく「返せる額」で予算を組む
- 積水ハウスの「提携ローン」をフル活用して金利を下げる
- スマホ代やリボ払いの残債をきれいにしてから審査へ
「自分はいくらまで借りられるのか?」を知ることは、家づくりの第一歩です。展示場に行く前に、まずはご自身の信用情報の確認と、無理のない返済計画のシミュレーションを行ってみてください。
