「積水ハウスといえば鉄骨のイメージだけど、木造のシャーウッドってどうなの?」
「陶版外壁ベルバーンに一目惚れしたけれど、価格や性能が気になる」
大手ハウスメーカーの中でも、唯一無二の存在感を放つ木造住宅ブランドが積水ハウスの「シャーウッド」です。温かみのある木の住まいでありながら、鉄骨住宅に匹敵する強靭な構造と、焼き物ならではの美しい外壁を持つことから、多くの建築主の憧れとなっています。
しかし、一般的な木造住宅と比べると建築費用は高額になりがちで、その価値に見合うものなのか慎重な判断が求められます。シャーウッド独自の技術や実際の住み心地、そして気になるコストについて深く理解し、納得のいく家づくりを進めることが大切です。
この記事でわかること
- シャーウッド最大の特徴である「陶版外壁ベルバーン」のメリット
- 木造の弱点を克服した独自の「シャーウッド構法」と耐震性
- 実際に建てた人が感じるデザイン性や住み心地の評判
- 検討前に把握しておきたい坪単価の目安とコストパフォーマンス
積水ハウス「シャーウッド」だけの強み|唯一無二の外壁と技術
多くのハウスメーカーが木造住宅を手掛ける中で、なぜシャーウッドが選ばれ続けるのでしょうか。その最大の理由は、他社には真似できない独自の外壁素材と、科学的根拠に基づいた構造技術にあります。単なる「木の家」ではなく、先端技術と自然素材を融合させたハイブリッドな住まいであることが、ブランドの核となっています。
外観の美しさと構造の強さは、長く住み続ける上での満足度に直結する重要な要素です。まずは、シャーウッドを象徴する「ベルバーン」と、木の弱点を克服した構法について詳しく確認します。
焼き物の美しさと耐久性を兼ね備えた「陶版外壁ベルバーン」
シャーウッドを選ぶ決定打となることが多いのが、オリジナル外壁「ベルバーン」です。これは土を焼き上げて作る「陶器」と同じ性質を持つ外壁材で、一般的な塗装サイディングとは全く異なる質感を持っています。焼き物特有の温かみと重厚感があり、年月が経っても色あせることがほとんどないため、数十年先まで新築時の美しさを保つことが可能です。
また、耐久性が極めて高く、塗り替えなどのメンテナンス頻度を大幅に減らせる点も大きな魅力と言えます。硬い物が当たっても傷がつきにくく、自然な自浄作用も期待できるため、ランニングコストを抑えつつ美しい外観を維持したい方にとって理想的な素材です。
| 特徴 | ベルバーンのメリット | 一般的な外壁との違い |
|---|---|---|
| 素材感 | 焼き物ならではの自然な風合い | 人工的なプラスチック感がない |
| 耐久性 | 紫外線による劣化がほぼない | 経年で色褪せやチョーキングが発生 |
| 維持費 | 塗装メンテナンスが不要 | 10〜15年ごとの塗装が必要 |
木造の常識を覆す科学的構造「MJ接合」と「基礎ダイレクトジョイント」
従来の木造住宅の弱点は、木と木をつなぐ「接合部」の強度にありました。シャーウッドでは、この接合部に独自の金物を使用する「MJ(メタルジョイント)接合」を採用し、断面欠損を最小限に抑えつつ強固な構造を実現しています。これにより、地震の揺れに強いだけでなく、長期間にわたって構造の安定性を保つことが可能です。
さらに、柱と基礎を直接つなぐ「基礎ダイレクトジョイント」という独自の技術も導入されています。土台を介さずに柱を基礎に緊結することで、地震の力をスムーズに逃がすことができる画期的な構法です。これらの技術により、木造でありながら鉄骨並みの大空間や大開口を実現できる設計自由度の高さも確保されています。
| 技術名 | 仕組み | 効果・メリット |
|---|---|---|
| MJ接合 | 構造用金物で接合部を強化 | 木の断面欠損を防ぎ強度アップ |
| 基礎ダイレクトジョイント | 柱と基礎を直接連結する | 伝達ロスをなくし耐震性向上 |
| シャーウッド構法 | 型式適合認定を受けた工業化住宅 | 品質のバラつきがなく安定 |
シャーウッドの評判・口コミ|デザイン性と住み心地のリアル

実際にシャーウッドで家を建てたオーナーたちは、どのような点に満足し、どのような点に独自の価値を感じているのでしょうか。口コミで多く聞かれるのは、やはり「木の質感」を生かしたインテリアの心地よさと、積水ハウスならではの提案力です。鉄骨住宅とは一味違う、温かみのある暮らしを実現できる点が評価されています。
一方で、デザインやブランド料としてのコストに対する意見も見られます。後悔のない選択をするために、実際のオーナーの声から見えるメリットと満足度のポイントを整理します。
木造ならではの「スローリビング」と大開口の開放感
積水ハウスが提唱する「スローリビング」は、内と外を緩やかにつなぎ、開放的でリラックスできる空間づくりを目指すものです。シャーウッドは木造特有の柔軟性と強靭なMJ接合を組み合わせることで、柱のない広々としたリビングや、天井いっぱいまでのサッシを実現しています。庭の緑を取り込んだり、ウッドデッキとフラットにつながる空間は、日々の暮らしに豊かさをもたらします。
「木造でここまで大きな窓が取れるとは思わなかった」という驚きの声も多く、明るく風通しの良い住環境は高い評価を得ています。また、現しの梁(あらわしのはり)や木の天井材など、素材感を活かした内装デザインも人気です。
| デザイン要素 | オーナーの評価 | 暮らしへの影響 |
|---|---|---|
| 大開口サッシ | 庭との一体感が素晴らしい | 部屋が広く明るく感じる |
| 現し梁・柱 | 木の香りと温かみに癒やされる | リラックス効果が高い |
| 軒下空間 | 深い軒が高級感を演出 | 雨の日でも窓を開けられる |
積水ハウス「シャーウッド」の坪単価・価格の目安

「木造だから鉄骨より安いだろう」と考えて展示場に行くと、見積もりを見て驚くことになるかもしれません。シャーウッドは木造住宅の中でも最高級グレードに位置し、一般的な工務店や他のハウスメーカーと比較しても高額な部類に入ります。ベルバーンをはじめとする高品質な部材を使用しているため、初期費用はある程度覚悟が必要です。
ここでは、近年の価格高騰を踏まえたシャーウッドの坪単価と、予算計画を立てる上で知っておくべき費用の目安を紹介します。納得できる価格かどうかを見極めるための参考にしてください。
延床面積別の本体価格シミュレーションと価格上昇傾向
現在のシャーウッドの坪単価は、およそ90万円〜120万円程度が相場とされています。35坪の家を建てる場合、建物本体価格だけで3,000万円〜4,200万円程度が必要です。これに付帯工事費や諸費用、外構費用などを加えると、総額では4,000万円〜5,500万円を超えるケースも珍しくありません。
特にベルバーンを全面採用したり、こだわりの内装を取り入れたりすると価格は跳ね上がります。ただし、将来的なメンテナンスコストが低く抑えられる点を考慮すると、長い目で見ればコストパフォーマンスは決して悪くないという見方もできます。
| 延床面積 | 本体価格の目安 | 総費用のイメージ |
|---|---|---|
| 30坪 | 2,700万〜3,600万円 | 3,500万〜4,500万円 |
| 35坪 | 3,150万〜4,200万円 | 4,000万〜5,200万円 |
| 40坪 | 3,600万〜4,800万円 | 4,600万〜6,000万円 |
よくある質問
- シャーウッドはシロアリ対策大丈夫ですか?
-
基礎のコンクリートや使用する木材に徹底した防蟻処理が施されており、床下通気もしっかり確保されています。保証制度も充実しているため、一般的な木造よりも安心感は高いです。
- 鉄骨の「イズシリーズ」とどちらが高いですか?
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基本的には鉄骨のイズシリーズの方が若干高い傾向にありますが、シャーウッドでベルバーンを採用し仕様を充実させると、価格差はほとんどなくなるか、逆転することもあります。
- ベルバーン以外の外壁も選べますか?
-
可能です。サイディングや吹き付けなどの外壁も選択肢にありますが、シャーウッドを選ぶ多くの施主は、耐久性とデザイン性を重視してベルバーンを採用しています。
まとめ
積水ハウスの「シャーウッド」は、陶版外壁ベルバーンによる唯一無二の美しさと、科学的に検証された強固な構造を持つ、最高峰の木造住宅です。建築費用は高額ですが、高い耐震性、自由な空間設計、そしてメンテナンスの手間を軽減できる耐久性は、長く安心して住み続けるための大きな価値となります。
「木造の温かみ」と「先進技術の安心感」の両方を妥協したくない方にとって、シャーウッドは間違いなく有力な選択肢です。モデルハウスで実際の木の質感やベルバーンの重厚感を体感し、自分たちの理想の暮らしが叶うかどうか、じっくりと検討してみてください。
