MENU

積水ハウス「ダインコンクリート」の耐用年数と30年間のメンテナンス費用を解説

積水ハウスの鉄骨住宅「イズ・ロイエ」を選ぶ最大の理由として、最高級外壁「ダインコンクリート」の存在を挙げる方は非常に多いです。
その重厚で美しい見た目は魅力的ですが、導入コストが高額なだけに「本当に長持ちするのか」「将来のメンテナンス費用で元が取れるのか」と心配になることもあります。

実は、ダインコンクリートは単に見た目が良いだけでなく、一般的な住宅外壁とは比較にならないほどの耐久性を秘めています。
30年、60年という長期スパンで見たときのコストパフォーマンスと、具体的なメンテナンス計画について解説します。

この記事でわかること

目次

ダインコンクリートの耐用年数と耐久性

ダインコンクリートは、積水ハウスが独自に開発した「プレキャストコンクリート」の外壁材です。
工場で徹底した品質管理のもと製造されるこの素材は、現場で施工されるコンクリートとは一線を画す密度と強度を誇ります。
なぜ「最強の外壁」と呼ばれるのか、その耐久性の根拠を見ていきます。

素材自体の寿命は60年以上

コンクリートは本来、非常に寿命の長い素材ですが、ダインコンクリートはさらにその上を行きます。
内部に鉄網(ワイヤーメッシュ)が入っており、ひび割れや脱落を防ぐ構造になっています。
期待耐用年数は60年以上とされており、親子2代、3代にわたって住み継ぐことを前提とした強靭なスペックを持っています。

火災や台風にも負けない物理的強度

厚さ50mm〜60mmという圧倒的なボリュームは、物理的な衝撃に対しても強い耐性を示します。
台風時の飛来物が当たっても貫通することはまずありません。
また、国土交通大臣認定の「防耐火構造」であり、隣家で火災が発生しても、もらい火による延焼を食い止める防火性能を備えています。

性能詳細スペック
厚み50mm〜60mm(一般的サイディングの約3倍)
耐用年数60年以上(期待値)
耐火性900℃の高温にも耐える不燃素材

30年間のメンテナンス費とコスト比較

30年間のメンテナンス費とコスト比較

家を建てる際の費用(イニシャルコスト)だけでなく、住んでからかかる費用(ランニングコスト)を抑えられるかが重要です。
ダインコンクリートは初期費用こそ高いものの、メンテナンス頻度が極端に少ないため、長い目で見れば経済的であると言われています。
具体的なサイクルと費用の違いをシミュレーションします。

塗り替えサイクルは「30年」が目安

ダインコンクリートの表面には、「タフクリア-30」という高耐久塗装が施されています。
防汚・防カビ作用があり、紫外線による劣化も長期間防ぐため、メーカー推奨の塗り替えサイクルは約30年です。
一般的な窯業系サイディングが10年〜15年ごとに100万円規模の塗装工事が必要になるのと比較すると、メンテナンス回数を半分以下に減らせる計算になります。

目地(シーリング)も高耐久仕様

外壁メンテナンスのもう一つの懸念点が、パネル同士の継ぎ目を埋める「目地(シーリング/コーキング)」の劣化です。
積水ハウスでは、この目地材にも高耐久な素材を採用しており、外壁本体と同様に30年耐久を実現しています。
「外壁は綺麗なのに目地だけボロボロ」という事態を防ぎ、建物全体の防水性を長期間維持します。

比較一般的な住宅イズ・ロイエ(ダイン)
塗り替え頻度約10〜15年ごと約30年ごと
30年間の回数2〜3回0〜1回
推定メンテ費用300万〜450万円0円〜150万円

本当に劣化しない?注意すべきポイント

本当に劣化しない?注意すべきポイント

「メンテナンスフリーに近い」と言われるダインコンクリートですが、全く劣化しないわけではありません。
長く美しさを保つために知っておくべき、経年劣化のサインや注意点があります。
過信せず、適切なケアを行うことが寿命をさらに延ばす秘訣です。

汚れはつくが落ちやすい

北側の湿気が多い場所などでは、年月とともに藻やカビ、雨だれなどの汚れが付着することがあります。
しかし、ダインコンクリートの塗装膜は非常に緻密で、汚れが内部に浸透しにくい性質を持っています。
柔らかいブラシや高圧洗浄機(弱モード推奨)で洗浄すれば、多くの汚れは簡単に落とすことができ、新築時の輝きを取り戻せます。

物理的な「欠け」は補修可能

硬いコンクリートですが、鋭利なものが強く当たると表面が欠けてしまうことがあります。
もし欠損が生じても、専用の補修材を使って部分的に修復することが可能です。
サイディングのように「一枚まるごと交換」という大掛かりな工事になりにくく、軽微な補修で済む点もメリットと言えます。

よくある質問

30年後のメンテナンス費用はいくらかかりますか?

建物の大きさによりますが、足場代を含めて再塗装と目地の打ち替えで150万円〜200万円程度を見込んでおくのが一般的です。ただし、30年目に必ず実施しなければならないわけではなく、状態を見て判断することになります。

シャーウッドのベルバーンとどっちが長持ちですか?

塗装が不要な「焼き物」であるベルバーンの方が、理論上のメンテナンスコストは低くなります。ダインコンクリートはあくまで「塗装品」であるため、いつかは塗り替えが必要です。ただ、どちらも住宅業界トップクラスの耐久性であることに変わりはありません。

ひび割れ(クラック)は起きませんか?

現場打ちコンクリートとは異なり、工場で乾燥収縮を終えてから出荷されるため、乾燥によるひび割れはほとんど起きません。また、ロッキング工法により地震の揺れを逃がすため、構造的なクラックリスクも極めて低いです。

まとめ

イズ・ロイエのダインコンクリートは、初期費用こそかかりますが、その後のメンテナンス費用の少なさと耐久性を考えれば、十分に元が取れる賢い選択です。
何より、30年経っても色あせない重厚な外観は、住まい手の誇りであり続けます。

目先の建築費用だけでなく、30年後、60年後の資産価値まで見据えて、イズ・ロイエを検討してみてはいかがでしょうか。

目次