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積水ハウスで後悔しないファミリークローゼット計画:間取りと成功の秘訣

「洗濯物を畳んだ後、各部屋に運ぶのが面倒くさい…」
「帰宅後、リビングに上着やカバンが散乱するのがストレス」
そんな家事の悩みを一発で解決してくれるのが、家族全員の衣類をまとめて収納する「ファミリークローゼット(FCL)」です。

積水ハウスで家づくりをする際も大人気の間取りですが、安易に採用すると「朝の渋滞」や「プライバシー問題」など、予期せぬ後悔を生む諸刃の剣でもあります。
ライフスタイルに合わないファミクロは、ただの「巨大な物置」になりかねません。

この記事でわかること

目次

ファミリークローゼットを採用するメリット・デメリット

InstagramやSNSで見かける「ファミクロのある暮らし」は魅力的ですが、メリットの裏側には必ずデメリットが存在します。
まずは、ご自身の家族構成や生活リズムに合っているかを冷静に判断しましょう。

家事効率が劇的にアップする「最短ルート」

最大のメリットは、洗濯家事の「しまう」工程が圧倒的に楽になることです。
ランドリールームの隣にファミクロを配置すれば、「干す→畳む→しまう」が数歩で完結します。

各個人の部屋へ洗濯物を運び、クローゼットを開けてしまうという「名もなき家事」から解放される時間は、共働き世帯にとって何よりも代えがたい価値となります。
また、リビングに上着やカバンを持ち込まなくなるため、LDKを常にスッキリ保てるのも大きな利点です。

スペースの浪費と「朝の渋滞」リスク

一方で、家族全員分の衣類を収納するためには、最低でも3〜4畳のスペースが必要になります。
限られた坪数の中でファミクロを優先すると、リビングや子供部屋が狭くなってしまう可能性があります。

また、家族の出発時間が重なる朝の時間帯は、ファミクロ内が混雑し、「着替えたいのに場所がない」「誰かが使っていると入りにくい」というストレスが発生しがちです。
思春期を迎えた子供が「自分の部屋で着替えたい」と言い出し、結局使わなくなるリスクも考慮する必要があります。

比較項目メリットデメリット
家事動線洗濯物を運ぶ手間がゼロになる
リビングが散らからない
配置を間違えると遠回りになる
脱衣所が混み合う
スペース各部屋の収納を減らせるまとまった床面積が必要
通路部分が無駄になりがち
プライバシー子供の服を管理しやすい年頃になると嫌がる可能性がある
着替えが見えてしまう

「1階」か「2階」か?動線で決める最適解

「1階」か「2階」か?動線で決める最適解

ファミクロを作る際、最も悩ましいのが「何階に配置するか」という問題です。
積水ハウスの設計士との打ち合わせでも議論になるポイントですが、正解は「洗濯をどこでするか」と「どこで着替えるか」によって決まります。

1階設置:帰宅動線・洗濯動線重視派の正解

「帰宅したらすぐに着替えたい」「洗濯物は1階の庭やランドリールームで干す」というご家庭には、1階設置が強く推奨されます。
玄関→手洗い→ファミクロ→リビングという動線を作れば、ウイルスや花粉をリビングに持ち込まずに済みます。

ただし、1階の床面積を圧迫するため、LDKを広く取りたい場合は間取りのパズルが難しくなります。
積水ハウスの「イズ・ロイエ」などの鉄骨住宅であれば、柱の少ない大空間を作りやすいので、比較的導入しやすい傾向にあります。

2階設置:プライバシー・各個室重視派の正解

「洗濯物は2階のバルコニーで干す」「お風呂は2階にある」という場合、あるいは「着替えは寝室や自室でしたい」という場合は、2階の廊下やホールにファミクロを設けるのが正解です。
1階のリビングを最大限広く確保でき、来客時に洗濯物や衣類が見える心配もありません。

特に「シャーウッド(木造)」で2階にお風呂や水回りを配置するプランでは、この2階ファミクロが非常に効率的な動線を生み出します。

失敗しないファミクロの作り方・設備計画

失敗しないファミクロの作り方・設備計画

ただ広い空間を作ってハンガーパイプを通すだけでは、使いやすいファミクロにはなりません。
湿気対策や照明、コンセントなど、細かい設備計画が快適性を左右します。

通り抜け(ウォークスルー)より「収納量」を優先すべき?

玄関収納と同様に、ファミクロも「通り抜けできる動線(ウォークスルー)」が人気ですが、通路が必要な分、収納量は減ってしまいます。
4人家族以上の衣類をすべて収めたいなら、通り抜けを諦めて壁面をすべて収納にする「ウォークイン型」の方が、結果的に満足度が高くなることが多いです。

積水ハウスのメーターモジュールを活かせば、通路幅をゆったり取れるため、壁の両側にハンガーパイプを設置しても圧迫感が少なくて済みます。

湿気対策は必須!換気扇とサーキュレーター用コンセント

衣類が密集するファミクロは、湿気がこもりやすく、カビやダニのリスクが高い場所です。
特に脱衣所やランドリールームに隣接している場合は、湿った空気が流れ込んでくるため、強力な換気対策が必要です。

窓を開けての換気は防犯上や衣類の日焼けリスクがあるため、24時間換気の排気口を設けるか、専用の換気扇を設置しましょう。
また、足元にサーキュレーターや除湿機を置けるよう、コンセントを計画しておくことも忘れずに。

よくある質問

子供が大きくなったらファミクロは使わなくなりますか?

はい、思春期になると自室での着替えや管理を好むようになることが多いです。その際は、ファミクロを「季節外の服」や「布団・客用寝具」「スーツケース」などを収納する『納戸』として活用できるよう、可変性のある棚にしておくのがおすすめです。

ファミクロの中に鏡やコンセントは必要ですか?

姿見(全身鏡)は必須です。コーディネートチェックのために、扉の裏や壁面に設置しましょう。コンセントは、除湿機用だけでなく、コードレスアイロンや毛玉取り器を使うために、腰の高さ(H1100mm程度)にも一つあると非常に便利です。

照明はセンサー式が良いですか?

基本的にはセンサー式が便利ですが、長時間服を選んだり、アイロンがけをしたりする際に勝手に消えてしまうとストレスになります。「センサー+手動スイッチ」の切り替えができるタイプか、滞在時間を検知できる高感度なセンサーを選ぶのがポイントです。

まとめ

積水ハウスでファミリークローゼットを成功させる鍵は、「流行りだから」ではなく「自分たちの洗濯スタイルに合っているか」を見極めることにあります。

毎日の家事を少しでも楽にして、家族との時間を増やすためのファミクロ。
設計士さんとじっくり相談し、あなたの家族にぴったりの「魔法の収納」を作り上げてください。

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