積水ハウスでの家づくりは、夢が膨らむ素晴らしい体験です。しかし、打ち合わせが進むにつれて直面するのが「オプションの迷宮」ではないでしょうか。カタログに並ぶ魅力的な設備の数々を前に、「予算内で何を選べばいいのか」「本当に必要なものはどれか」と頭を抱えてしまう施主様は後を絶ちません。
魅力的な提案全てを採用すれば予算オーバーは確実ですし、かといって削りすぎて理想の暮らしから遠ざかってしまっては本末転倒です。重要なのは、実際の生活における「費用対効果」と「満足度」を見極めることです。多くのオーナーが「これは採用して正解だった」と口を揃える設備には、必ずそれだけの理由があります。
この記事でわかること
- 積水ハウスならではの魅力を最大化する外観オプション
- 毎日の家事負担を劇的に減らす機能的な設備
- 空間の質を格上げするインテリアや内装の工夫
- 実際に住んでわかった採用するべき設備の判断基準
積水ハウスの代名詞!外観・構造の人気オプション
積水ハウスを選ぶ最大の理由として、重厚感のある外観や高い技術力を挙げる方は非常に多いです。家の「顔」とも言える外観や、基本性能を支える構造部分への投資は、長期間にわたって満足度を持続させます。後から変更することが難しい部分だからこそ、初期段階での検討が重要です。ここでは、積水ハウスオーナーの多くが採用し、誇りに感じている外観・構造オプションについて解説します。
陶版外壁ベルバーン
| 特徴 | メリット | デメリット |
|---|---|---|
| 陶器素材の外壁 | メンテナンスフリー・高級感 | 初期費用が高額 |
| 焼き物ならではの質感 | 塗り替え不要で30年後も美しい | シャーウッド限定 |
積水ハウスの木造住宅「シャーウッド」を選ぶ最大の決め手とも言えるのが、この陶版外壁ベルバーンです。焼き物ならではの温かみのある質感と、邸宅としての重厚感は、他のサイディング外壁とは一線を画します。最大の特徴は、その耐久性の高さにあります。
一般的な外壁材は10年から15年ごとの塗装メンテナンスが必要ですが、ベルバーンは陶器であるため、紫外線による色あせや劣化がほとんどありません。初期費用は高くなりますが、将来的なメンテナンスコストを考慮すると、十分に元が取れる賢い選択です。太陽の光によって表情を変える美しい外観は、帰宅するたびに所有欲を満たしてくれるでしょう。
クリアビューデザイン(高断熱サッシ)
| 特徴 | メリット | 注意点 |
|---|---|---|
| 天井までの大開口 | 圧倒的な開放感 | カーテン費用が増加 |
| 枠が見えない設計 | 庭とリビングの一体感 | 外からの視線対策が必要 |
リビングの開放感を劇的に向上させるのが、天井いっぱいまでの高さを確保したクリアビューデザインのサッシです。従来の窓に見られるような野暮ったいサッシ枠を極限まで見えなくすることで、まるで窓が存在しないかのような視界を実現します。
庭の緑や空の青さがリビングの一部であるかのように感じられ、実際の床面積以上の広がりを演出できます。断熱性能も非常に高く、大開口でありながら冬場の冷気や夏場の熱気をしっかりと遮断できる点も安心材料です。カーテンボックスを天井に埋め込むことで、さらにスタイリッシュな空間を作り出せます。
LDKの質を格上げする空間演出オプション

家族が最も長い時間を過ごすLDKは、家づくりにおいて最も力を入れるべき場所です。単に広いだけでなく、居心地の良さや使い勝手を追求することで、日々の幸福度は大きく変わります。積水ハウスの提案力を活かした、空間にメリハリをつけるオプションが特に人気を集めています。ここでは、LDKを特別な空間に変えるための工夫を見ていきます。
ピットリビング(ダウンフロア)
| 特徴 | メリット | デメリット |
|---|---|---|
| 床を一段下げる設計 | おこもり感・天井が高くなる | ロボット掃除機が段差不可 |
| 段差をベンチに活用 | 空間にメリハリが生まれる | つまづくリスクがある |
リビングの床を一段下げるピットリビングは、空間に緩やかな区切りを生み出し、独特の「おこもり感」を演出します。物理的に天井高が高くなるため、開放感を感じつつも、床に座ってくつろぎたくなるような安心感があるのが魅力です。
段差部分に腰掛けてテレビを見たり、来客時のベンチとして活用したりと、家具を置かなくても人が集まれる場所になります。子供が段差を使って遊ぶスペースとしても優秀です。ただし、ロボット掃除機の走行ルートが制限される点や、バリアフリーの観点からは注意が必要ですので、ライフスタイルに合うか検討することが大切です。
エコカラット・挽板(ひきいた)フローリング
| 項目 | エコカラット | 挽板フローリング |
|---|---|---|
| 効果 | 調湿・脱臭・デザイン性 | 木の質感・足触りの良さ |
| 推奨場所 | テレビ背面・玄関 | リビング・主寝室 |
内装の質感を高めるアイテムとして、壁面のアクセントになる「エコカラット」と、床材のグレードアップである「挽板フローリング」は外せません。エコカラットは湿度調整や脱臭効果といった機能面だけでなく、間接照明と組み合わせることで高級ホテルのような陰影を作り出します。
また、床材を標準のシートフローリングから、表面に天然木を使用した挽板に変更するだけで、家全体のグレード感が数段アップします。素足で歩いた時の温かみや、本物の木が持つ風合いは、毎日触れる部分だからこそ満足度に直結します。LDKだけでも質の高い素材を採用することをおすすめします。
家事楽を実現するキッチン・水回りオプション

共働き世帯が多い現代において、家事の時短は必須課題です。設備投資によって家事時間を短縮できれば、家族と過ごす時間や自分の時間を増やすことができます。多少コストがかかっても、毎日数十分の時間を生み出してくれる設備には投資する価値があります。ここでは、実用性と機能性を兼ね備えた水回りオプションを紹介します。
タッチレス水栓
| 特徴 | メリット | デメリット |
|---|---|---|
| センサーで吐水・止水 | 手が汚れていても操作可能 | 反応しない場合がある |
| 節水効果が高い | 水栓周りが汚れにくい | 電源確保が必要 |
一度使うと手動には戻れないと言われるほど満足度が高いのが、タッチレス水栓です。ハンバーグをこねた手や、泡だらけの手でも、センサーに手をかざすだけで水が出せるため、水栓レバーを汚すことがありません。結果として、掃除の回数が減り、常にキッチンを清潔に保つことができます。
こまめに水を止める習慣が自然と身につくため、節水効果も期待できます。停電時の対応など確認しておくべき点はありますが、毎日の炊事ストレスを大幅に軽減してくれる頼もしい味方です。キッチンだけでなく、洗面所への採用も増えています。
海外製食洗機(ミーレ・ボッシュ等)
| 特徴 | メリット | デメリット |
|---|---|---|
| 大容量(フロントオープン) | 1日分の食器を一度に洗える | キッチンメーカーが限られる |
| 予洗い不要の洗浄力 | 鍋やフライパンも入る | 導入コストが高い |
家事時短の切り札として絶大な人気を誇るのが、ミーレやボッシュに代表される海外製の大容量食洗機です。国産の引き出し式とは異なり、フロントオープンでガバッと開くため、大きな鍋やフライパン、換気扇のフィルターまで丸ごと洗うことができます。
朝と昼に使った食器を溜めておき、夜にまとめて一度回すだけで済むため、食後の団欒タイムを確保できます。手洗いよりも高温で洗浄するため油汚れもスッキリ落ち、除菌効果も期待できるのが強みです。導入できるキッチンメーカーには制限がありますが、これに合わせてキッチンを選ぶ施主もいるほどの必須級オプションです。
快適性と利便性を高めるスマート・生活設備

最新のテクノロジーや、ちょっとした工夫を取り入れることで、生活のストレスは驚くほど軽減されます。「なくても生活できるけれど、あると劇的に便利」という設備こそ、後から追加するのが難しいため、新築時に検討すべきです。ここでは、日々の快適性を底上げし、スマートな暮らしを実現するためのオプションを見ていきます。
電子錠(スマートキー)
| 特徴 | メリット | デメリット |
|---|---|---|
| 鍵穴に鍵を刺さない | 荷物が多くても解錠が楽 | 締め出しのリスク |
| スマホやリモコンで操作 | オートロックで閉め忘れ防止 | 電池切れの管理が必要 |
玄関ドアの電子錠は、採用して後悔する人がほとんどいない鉄板オプションです。買い物帰りで両手が塞がっている時や、雨の日、子供を抱っこしている時など、カバンから鍵を探し出す手間から解放されます。リモコンキーをバッグに入れているだけで、ボタン一つで解錠できる便利さは革命的です。
また、オートロック機能を設定すれば、外出時の鍵のかけ忘れを心配する必要もなくなります。スマートフォンと連携して施錠状態を確認できるタイプもあり、防犯面でも大きな安心感を得られます。毎日の出入りがスムーズになるだけで、生活の質は確実に向上します。
電動シャッター
| 特徴 | メリット | デメリット |
|---|---|---|
| スイッチ一つで開閉 | 窓を開けずに操作可能 | 手動より高額 |
| タイマー設定可能 | 虫が入らない・冷暖房効率維持 | 故障時の修理費 |
シャッターの開閉は毎日のルーティンですが、手動だと窓を開けて網戸を開け、重いシャッターを持ち上げる必要があります。電動シャッターなら、窓を閉めたままスイッチ一つで開閉できるため、冬の寒い朝や夏の暑い日、虫が多い季節でも快適に操作可能です。
特に大きな掃き出し窓の場合、手動での開閉は重労働となり、結局開け閉めしなくなってしまうケースも少なくありません。タイマー機能付きのリモコンを採用すれば、朝の目覚めに合わせて自動で開き、夕方に自動で閉まるといった設定も可能です。防犯と快適性を両立する、地味ながら効果絶大なオプションと言えます。
よくある質問
- オプションを追加すると契約時の見積もりからどれくらい上がりますか?
-
一般的には、契約後の詳細打ち合わせで100万円〜300万円ほど追加になるケースが多いです。契約前の段階で、希望するオプションを多めに見積もりに含めておくことで、予算オーバーを防ぐことができます。
- 積水ハウスの標準仕様は低いのでしょうか?
-
いいえ、標準仕様でも十分高品質です。しかし、展示場で見るようなモデルハウス仕様にするためには、どうしてもオプション追加が必要になります。標準とオプションの差をしっかりと確認することが大切です。
- 後からリフォームで追加できないオプションはありますか?
-
はい、あります。特に「天井高の変更」「床暖房」「窓のサイズ変更」「ベルバーン外壁」などは、構造に関わるため後からの変更はほぼ不可能です。迷ったら、構造に関わる部分を優先して採用することをおすすめします。
まとめ
積水ハウスで家を建てる際に検討すべき、満足度の高いオプション15選をご紹介しました。すべてを採用する必要はありませんが、ご自身のライフスタイルにおいて「時間を生み出すもの」「心地よさを感じるもの」には、優先的に予算を配分することをおすすめします。後悔のない家づくりのために、ぜひ参考にしてください。
記事の要点まとめ
- ベルバーンなどの外装や構造に関わる部分は満足度が長く続く
- ピットリビングや高天井で空間にメリハリをつけるのが積水ハウス流
- タッチレス水栓や食洗機など、毎日の時間を生む設備は投資価値が高い
- 後付けできない設備(床暖房・窓・電子錠)は優先順位を高くする
