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積水ハウスの引き渡し後に多い不具合事例と修理依頼のポイント

念願のマイホームが完成し、積水ハウスでの新生活がスタート。「これから快適な毎日が始まる」と胸を躍らせていたのに、ふとした瞬間にクロスの隙間や床のきしみを見つけてしまうことがあります。

「大手ハウスメーカーだから完璧なはず」と期待していた分、小さな不具合でもショックは大きいものです。「これって施工ミスなのかな」「修理にお金はかかるのだろうか」と不安になる方も少なくありません。

実は、木造・鉄骨を問わず、新築住宅には入居後に部材が馴染むことで生じる「初期の動き」がつきものです。大切なのは、それが許容範囲内の変化なのか、早急に対応すべき不具合なのかを冷静に判断し、適切な窓口へ相談することです。

この記事でわかること

目次

積水ハウスでよくある引き渡し後の不具合事例

引き渡しを受けて実際に住み始めると、内覧会や施主点検では気づかなかった細かな気になる点が出てくることがあります。ここでは、積水ハウスのオーナー様からよく報告される不具合の傾向と、その原因について具体的に見ていきます。これらが必ずしも施工不良とは限らないため、まずは状況を正しく把握することが大切です。

壁紙(クロス)の剥がれや隙間

新築住宅で最も頻繁に相談が寄せられるのが、壁紙(クロス)に関するトラブルです。部屋の角(入隅)に隙間ができたり、天井と壁の境目が空いてきたりする現象が多く見られます。これは、施工ミスというよりも、新築特有の「木の乾燥収縮」や、建物自体が環境に馴染むまでの動きによって引き起こされるケースが大半です。

特に冬場の乾燥する時期は、木材や石膏ボードが収縮し、クロスが引っ張られることで隙間(コーク切れ)が発生しやすくなります。積水ハウスでは、こうした現象に対して2年点検などのタイミングで補修を行ってくれるのが一般的です。慌てずに様子を見るか、あまりに目立つ場合はカスタマーズセンターへ相談することをおすすめします。

症状主な原因対応の目安
入隅の隙間下地の乾燥収縮コーキング充填で補修
継ぎ目の開き接着糊の乾燥不足圧着または張り替え
浮き・剥がれ施工時の圧着不足早期の連絡が必要

床鳴りや建具の不具合

フローリングの上を歩くと「ミシミシ」「パキッ」と音がする床鳴りも、比較的多い事例の一つです。これもクロスと同様に、木材の伸縮や、床暖房による温度変化が影響している場合があります。季節が変わって湿度が安定すると自然に収まることもありますが、施工時の釘や接着剤の問題である可能性もゼロではありません。

また、ドアや引き戸などの建具が「閉まりにくい」「鍵がかかりにくい」といったケースもあります。これは蝶番(ちょうつがい)の調整で直ることがほとんどです。新築直後は建物の重みで構造躯体がわずかに沈み込み、微妙な歪みが生じることがあるため、定期点検時の調整が欠かせません。

箇所よくある症状自分での対処
フローリング踏むと音が鳴る季節変化を観察
室内ドアラッチが掛からない調整ネジを確認
収納扉扉同士が干渉する蝶番の調整

設備機器の動作不良や異音

キッチン、お風呂、トイレ、24時間換気システムなどの設備機器に関する不具合も発生します。「換気扇から異音がする」「給湯器のお湯が出にくい」「食洗機のエラーが頻発する」といった内容です。これらは積水ハウス自体の施工というより、各住宅設備メーカー(パナソニックやLIXILなど)の製品初期不良や、設置時の接続不備が原因である可能性があります。

設備機器のトラブルは生活の利便性に直結するため、早めの対処が重要です。積水ハウスのカスタマーズセンター経由でメーカー修理を手配してもらうのがスムーズですが、取扱説明書に記載されたリセット操作などで改善する場合もあります。まずはエラーコードなどを確認してみましょう。

設備確認すべき症状初期対応
24時間換気ファンからの異音フィルター掃除
給湯器温度が安定しないエラーコード確認
電動シャッター開閉が途中で止まる障害物の確認

不具合を見つけた時の連絡先と対応フロー

不具合を見つけた時の連絡先と対応フロー

不具合を発見した際、どこに連絡すれば最もスムーズに対応してもらえるのか迷うことがあります。「営業担当に電話すべきか」「監督に言うべきか」、それとも「カスタマーズセンターなのか」。ここでは、積水ハウスにおける正しい連絡ルートと、実際の対応の流れについて解説します。適切なルートを選ぶことで、対応スピードが格段に変わります。

カスタマーズセンターへの連絡が基本

引き渡し後のアフターサポートは、原則として「カスタマーズセンター」が窓口となります。営業担当者や現場監督は、すでに次の案件を抱えていることが多く、連絡しても取次ぎに時間がかかってしまう場合があるからです。カスタマーズセンターはアフター対応の専門部隊であり、履歴も一元管理されるため、話がスムーズに進みます。

電話での連絡はもちろん可能ですが、時間帯によっては繋がりにくいこともあります。緊急性が低い場合や、写真を添付して詳しく伝えたい場合は、WEBのオーナー専用サイトやアプリを活用するのが賢い方法です。記録が文字として残るため、「言った言わない」のトラブル防止にも役立ちます。

連絡手段メリットデメリット
電話緊急時の対応が早い繋がりにくい時間がある
WEB・アプリ写真が送れる・24時間可即答が得られない場合がある
営業担当気心が知れている対応が遅れがち

不具合申告から修理完了までの流れ

カスタマーズセンターへ連絡した後は、担当者が現地確認に訪れます。その場で直せる軽微な調整(建具の調整など)であれば即日完了することもありますが、部材の取り寄せや専門業者の手配が必要な場合は、後日改めて工事日を設定することになります。どのような手順で進むのかを把握しておくと、焦らずに待つことができます。

特にクロス補修などは、職人のスケジュール調整が必要になるため、依頼から実施まで2週間〜1ヶ月程度かかることも珍しくありません。また、補修範囲によっては家具の移動が必要になるケースもあるため、事前に作業内容と所要時間を担当者に確認しておくことが重要です。日程調整は余裕を持って行いましょう。

ステップ内容期間の目安
1. 受付電話・WEBでの申告当日〜翌営業日
2. 調査担当者による現地確認1週間以内
3. 手配部材発注・職人調整1〜2週間

修理費用はかかる?保証範囲の確認

修理費用はかかる?保証範囲の確認

修理を依頼する際に最も気になるのが「費用」のことです。「まだ住み始めたばかりなのに有料なの?」と不安にならないよう、積水ハウスの保証制度について正しく理解しておく必要があります。ここでは、無償で対応してもらえる範囲と、有償になってしまうケースの違いについて整理します。保証期間は部位によって異なるため注意が必要です。

短期保証と長期保証の違い

積水ハウスの保証は、大きく「構造躯体・防水の30年保証(初期保証)」と、その他の「短期保証」に分かれています。雨漏りや家の傾きといった重大な欠陥については長期間守られていますが、クロス、建具、設備機器などは概ね2年程度の短期保証となっています。この「2年」という期間がひとつの大きな区切りとなります。

例えば、クロスの隙間や建具の不具合は、引き渡しから2年以内であれば無償補修の対象となることがほとんどです。しかし、この期間を過ぎてから申告すると、経年劣化とみなされ有償対応になる可能性があります。そのため、2年点検のタイミングまでに気になるところを洗い出しておくことが非常に重要です。

保証の種類期間主な対象部位
長期保証30年(初期)柱・壁・屋根・防水
短期保証2年クロス・建具・電気配線
設備保証メーカー準拠給湯器・換気扇など

無償対応と有償対応の境界線

保証期間内であっても、すべての不具合が無償になるわけではありません。例えば、住まい手の過失(物をぶつけて壁に穴を開けた、床に傷をつけたなど)による損傷は、当然ながら有償修理となります。また、台風や地震などの自然災害による被害も、メーカー保証ではなく火災保険の適用範囲となるケースが一般的です。

一方で、入居直後から発生している明らかな施工不良や、製品自体の初期不良については、強気で交渉する余地があります。大切なのは「いつから」「どのような状況で」不具合が起きたのかを明確にすることです。原因が曖昧な場合、調査に時間がかかることもあるため、日頃からのメンテナンスと記録が自分を守ることにつながります。

判定具体例費用の扱い
無償自然なクロスの隙間メーカー負担
有償家具搬入時の傷自己負担
要確認原因不明の異音調査後に判断

よくある質問(FAQ)

カスタマーズセンターの対応が遅い場合はどうすればいいですか?

連絡から数日経っても音沙汰がない場合は、再度連絡を入れるか、営業担当者に状況を伝えてプッシュしてもらうのが有効です。WEBやアプリからの問い合わせであれば記録が残るため、催促もしやすくなります。

引き渡し前の施主検査で見落とした傷は直してもらえますか?

原則として、生活でついた傷か元々の傷かの区別が難しいため、入居後の傷の指摘は難しい場合があります。しかし、明らかに施工中のものと思われる傷であれば、入居直後(1週間以内など)に相談することで対応してもらえる可能性があります。

2年点検を過ぎてからクロスの隙間が気になり始めました。

2年を過ぎると基本的には有償対応となります。ただし、構造的な問題に起因する場合など、例外的に対応してもらえるケースもゼロではありません。まずはカスタマーズセンターへ相談し、見積もりを取ってみることをおすすめします。

まとめ

積水ハウスはアフターサポートが充実しているハウスメーカーですが、引き渡し後に不具合が全く起きないわけではありません。クロスや建具の動きなど、木造・鉄骨ならではの経年変化も含めて、適切な時期に適切なメンテナンスを受けることが大切です。不具合を見つけたら放置せず、カスタマーズセンターへ早めに相談しましょう。

安心して長く住み続けるためにも、些細なことでも相談できる関係性をカスタマーズ担当と築いていくことが、快適なマイホーム生活のポイントです。

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